大河ドラマ「豊臣兄弟!」第17回「小谷落城」(2026年5月3日放送)で最期が描かれた浅井長政。そのお墓は、いまどこにあるのでしょうか。長浜の徳勝寺・京都の養源院・小谷城跡の違いと行き方をまとめました。※本記事は放送済みの内容にのみ触れています。
浅井長政のお墓はどこ?長浜・徳勝寺の浅井三代の墓と養源院、小谷城跡の違い【豊臣兄弟!(中島歩さん演)】
浅井長政のお墓はどこにある?長浜・徳勝寺と、供養の場所の違い
浅井長政(あざい ながまさ)のお墓参りができるのは、滋賀県長浜市の徳勝寺(とくしょうじ)です。浅井家の菩提寺で、境内に祖父・亮政、父・久政、そして長政の「浅井三代の墓」が並んでいます(出典:北びわ湖観光、長浜の観光情報ほか)。
一方で、長政にゆかりの深い場所はほかにもあり、「お墓」と「供養の寺」「最期の城跡」が混同されがちです。京都の養源院は、長政の娘・淀殿(茶々)が父の供養のために建立を願った寺で、お墓ではありません。小谷城跡は、浅井氏の居城があった山城の跡です。
浅井長政にゆかりの3か所(役割の違い)
| 場所 | 役割 | お参りの目安 |
|---|---|---|
| 徳勝寺(長浜市) | 浅井家の菩提寺。浅井三代の墓 | 拝観の可否は寺へ確認 |
| 養源院(京都市) | 長政の供養のために建てられた寺 | 拝観600円(公式) |
| 小谷城跡(長浜市) | 浅井氏の居城跡。長政最期の城 | 山城の散策。歩ける装備で |
「お墓に手を合わせたい」という方は徳勝寺が中心になります。長政の供養塔などは各地にあるとも言われますが、本記事では、公式情報や観光協会の情報で確認できた範囲にとどめています。
浅井長政とはどのような人物だったのか
浅井長政は、北近江(現在の滋賀県北部)を治めた戦国大名です。浅井氏は小谷城を拠点とし、祖父・亮政が築いた家を、父・久政、そして長政が継ぎました。1560年に父・久政が35歳で隠居し、長政が家督を継いだとされています(出典:PRESIDENT Online)。
のちに織田信長と同盟を結び、信長の妹・お市の方を妻に迎えたことで知られます。お市の方との結婚の時期には諸説があり、本記事では断定しません。ふたりのあいだに生まれた茶々・初・江の三姉妹は、のちに「浅井三姉妹」として知られるようになります(出典:小谷城戦国歴史資料館の紹介)。
その後、長政は朝倉義景の側につき、信長と敵対します。姉川の戦いを経て小谷城は織田軍に攻められ、天正元年(1573)に落城。長政は自刃し、享年29でした(出典:滋賀の寺院紹介サイト、浅井三代の墓の紹介記事)。父の久政も同じ年に亡くなっています。
ドラマ「豊臣兄弟!」での浅井長政役・俳優の中島歩さんと史実の違い
大河ドラマ「豊臣兄弟!」で浅井長政を演じているのは、俳優の中島歩さんです。第17回「小谷落城」(2026年5月3日放送)で、小谷城の落城と長政の最期が描かれました。お市の方は宮崎あおいさんが演じています(出典:シネマトゥデイ。サブタイトルはNHK公式の個別ページでは確認できていません)。
報道によると、この回では長政が切腹し、お市が介錯をする場面が描かれました。この展開は、制作側が「ドラマオリジナルの設定」と説明しており、チーフ演出の渡邊良雄さんは、時代考証の面では難しい設定かもしれず、史実とフィクションの線引きを議論したと語っています(出典:シネマトゥデイ)。お市の方が長政の介錯をしたことを示す資料は、今回の調査では確認できませんでした。
ドラマは史実をもとにした創作です。小谷城落城と長政の自刃という大きな出来事は史実ですが、その場面での人物の言動や関係性の描写は、ドラマとしての脚色が含まれます。お墓参りの前に、史実とドラマの違いを知っておくと、現地での理解が深まります。※本記事は、放送済みの内容にのみ触れています。
関係の深い人物と、あわせて読みたい記事
長政の妻・お市の方は織田信長の妹で、のちに柴田勝家と再婚し、北庄城で最期を迎えたと伝えられます。長政の娘・茶々(淀殿)は、豊臣秀吉の側室となり、秀頼を産んだ人物です。それぞれのお墓や供養の場所は、次の記事で紹介しています。
- お市の方のお墓はどこ?西光寺・自性院・柴田神社の違いと行き方
- 淀殿(茶々)のお墓はどこ?太融寺の供養塔と大阪城「自刃の地」を解説
- 織田信長のお墓はどこ?阿弥陀寺・総見院・本能寺の違いと行き方
- 豊臣秀吉のお墓はどこ?豊国廟の場所・行き方と参拝の作法
徳勝寺・養源院・小谷城跡への行き方と参拝情報

徳勝寺(浅井三代の墓)
所在地は滋賀県長浜市平方町872、電話は0749-62-5774です。JR琵琶湖線の長浜駅から徒歩約15分。車では北陸自動車道の長浜ICから約4.5kmで、無料の駐車場が5台分あると紹介されています(出典:北びわ湖観光、どこいこ長浜、tabi-mag)。
拝観の時間・料金・休みは、今回確認した観光協会などのページには記載がありませんでした。お墓参りの前に、寺へ電話で確認すると安心です。なお、浅井三代の墓(宝篋印塔)は、別の寺から移されたものだと紹介する資料もあります(二次情報。公式未確認)。
養源院(京都市東山区)
公式サイトによると、1594年に豊臣秀吉が、淀殿の願いを受けて、長政の供養のために建立した寺です。寺号は長政の戒名にちなみ、のちに焼失したあと1621年に、淀殿の妹・お江が再建しました。現在は徳川家の菩提寺で、客殿は重要文化財、廊下の天井には「血天井」が使われています(出典:養源院公式サイト)。
拝観は10:00〜15:00(最終受付14:30)、拝観料は600円で、拝観日は不規則です。臨時休業や時間変更は公式Instagram(@yougenin)で案内されるため、訪問前にご確認ください。住所は京都市東山区三十三間堂廻り町656、電話は075-561-3887です(出典:養源院公式サイト)。アクセスは、市バス「博物館三十三間堂前」から徒歩約5分、京阪電車「七条」から徒歩約6分とする紹介があります(出典:tabi-mag)。なお、養源院に長政のお墓があるとは、今回確認した公式情報には書かれていません。
小谷城跡と小谷城戦国歴史資料館(長浜市)
小谷城跡は、浅井氏が三代にわたって拠点とした山城の跡です。資料館へはJR河毛駅からバスで約10分、そこから城跡までは徒歩約1時間とされています。小谷城スマートICからは約1.6kmで、無料駐車場が30台分あると紹介されています(出典:tabi-mag)。麓から中腹の番所までは、季節限定でシャトルバスが運行される年があり、その間は一般車両が進入できません(出典:PRESIDENT Online)。城跡は山道が続くため、歩きやすい靴と飲み物を用意し、天候や運行状況を事前に確認してください。
お墓参りのマナーと、遠方で行けない場合の供養
お墓や供養塔の前では、静かに手を合わせます。境内では、ほかの参拝者や寺の方の迷惑にならないよう、大きな声や、許可のない撮影は控えましょう。墓石や塔には、むやみに触れたり、よじ登ったりしないでください。ごみは持ち帰ります。
滋賀や京都へ足を運ぶのが難しい方も、故人や歴史上の人物に思いをはせる方法はあります。たとえば、自宅で手を合わせる時間を持つ、命日にあわせて資料や本を読む、といった形です。ご家族の供養についても、遠方などでお墓参りが難しい方や、身近に供養の場を持ちたい方には、自宅で納骨できるミニ骨壺「ZAYU(自宅納骨のミニ骨壺)」という選択肢もあります。
浅井長政のお墓参りは、史実とドラマの両方を思い出しながら、落ち着いて手を合わせるひとときになるはずです。訪問前に拝観情報を確認し、無理のない計画でお出かけください。
大切な人の供養を、身近な場所でも考えてみませんか
お墓参りに行きたくても、遠方で難しい、家族の事情で頻繁には通えない。そんなときに、自宅で手を合わせられる「手元供養」や、自宅で納骨できる小さな骨壺という選択肢があります。急ぐ必要はありません。まずは、どのような形があるかを知るところから始めてみてください。
出典・参考資料
本記事で使用した事実の出典です(最終確認日:2026年10月18日)。
- 養源院公式サイト(拝観案内・由緒)
- 北びわ湖観光「徳勝寺」
- どこいこ長浜「徳勝寺」
- 滋賀の寺院紹介「徳勝寺(浅井家:菩提寺)」
- 「浅井長政の墓(小谷城主浅井氏三代の墓)~長浜:徳勝寺~」
- tabi-mag「徳勝寺(浅井三代の墓)」
- tabi-mag「養源院」
- tabi-mag「小谷城戦国歴史資料館」
- PRESIDENT Online(浅井長政の生涯・家督継承について)
- PRESIDENT Online(小谷城跡の遺構・シャトルバス)
- シネマトゥデイ「『豊臣兄弟!』浅井長政の最期、大胆アレンジの理由」(第17回の描写・配役)
※寺社の拝観時間・料金・運行状況は変わることがあります。お出かけ前に、各寺院・施設の公式情報をご確認ください。表は、各情報をもとにSOBANI編集部で整理しました。
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