友人の父親や母親の訃報に接したら、通夜・葬儀は家族葬なのか一般葬なのか、また参列する場合はその日時と場所を確認します。家族葬であれば参列しませんが、一般葬の場合は、友人との付き合いや通夜葬儀の場所によって参列するかどうか決めます。参列できない場合は、弔電、香典、弔問といった方法を取ります。友人には「大変だったね」「大丈夫?」「さみしくなるね」「手伝えることがあったら言ってね」といった慰めを。喪中(年賀欠礼)はがきで友人の親が亡くなっていたことを後で知ったら、寒中見舞いを送りましょう。
友人・知人の親が亡くなったことを知ったら…葬儀・弔電・香典はどうする?
1. 友人の親の訃報に接したら
連絡をくれた友人本人にはどのように接したらいいでしょうか。落ち着かない状況の中あなたに友人が連絡をくれたということは、通夜や葬儀の連絡のみならず、自分の親が亡くなったことを伝えたかった、一言話をしたかったという気持ちもあるでしょう。
友人同士の場合、お悔やみの言葉だと堅苦しくなりすぎますので、電話であれば「大丈夫?さみしくなるね。」「力になれること、手伝えることがあったら遠慮なく言ってね。」、メールやLINEであれば「突然のことで大変だったね。心よりお悔み申し上げます。手伝えることがあったらいつでも連絡してください。」といった一言も添えましょう。
「頑張って」といった励ましは不要です。亡くなった方の病状や死因について聞くのは失礼にあたるので気をつけましょう。親との思い出などもあるかと思いますが、この時点では述べず後日別の機会に話すようにしましょう。
最近ではメールやLINEで訃報を知らせてくれるケースも多いでしょう。どのように返すべきか悩むところではありますが、下記を参考にあげます。
メール、LINEで訃報に接した場合の返信文例
お父様こと、突然のことで驚きました。
○○大変だったね、大丈夫ですか。
お忙しいところ申し訳ないけど、よろしくお願いします。
何か手伝えることがあれば遠慮なくいってくださいね。
後日改めてお焼香させてください。
大変な時期だと思うけど、無理しないよう体に気をつけてください。
2. 通夜・葬儀に際して
まずはその友人(または代理の人)があなたに連絡をくれたということと、どのような趣旨で連絡をくれたのかということをしっかり受け止めましょう。
電話、メール、LINEなどどのような連絡手段にせよ、連絡をもらった時点で通夜、葬儀はどうするのか確認しておきましょう。通夜、葬儀を行うのかどうか、宗教・宗派、葬儀の形態(一般的な通夜、葬儀なのか家族葬なのか)など、以下の点を確認します。
確認ポイント
- 通夜、葬儀はあるのか
- ある場合、参列可能か否か(家族葬や直葬のケースも多い)
- 通夜、葬儀の日時と場所
- 宗派(不祝儀袋の種類や書き方が異なるため)
- 喪主
- 他の友人や知人に伝えた方がいいのか、伝えなくていいのか
- (必要なら)連絡先
参列するのかどうか
通夜・葬儀に参列するかどうかは、一般葬か家族葬かによって異なります。一般葬の場合は、
- 友人本人から直接連絡がきた
- 親と面識がある
- 遠方でなく参列できる距離である
- 友人と連絡を取り続けて交流している
などであれば参列するようにします。親しい友人であれば通夜、葬儀の手伝いを申し出ましょう。友人の親に直接会ったことはなくても、友人を慰めるために参列する、友人に来てもらって心強かったという意見もあります。
家族葬であれば、とくに友人から参列してほしいという申し出がない限り参列しません。
参列出来ない場合
通夜、葬儀に参列できない場合は、弔電を打つ、後日香典を送るか弔問する、といった方法で弔意を表します。
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3. 友人の親が亡くなったことを後で知った場合
友人の親が亡くなったことについて、喪中(年賀欠礼)はがきを受け取る、相手から、または連絡を取り合った際にメールやLINEで知る、会ったときに友人本人から聞いた、といったケースが考えられます。これらの場合、自分の親が亡くなったときに香典を受け取っている場合を除いて基本的に香典は不要です。もし友人の親とある程度のお付き合いがあり、線香をあげたいといった場合には香典や供物、供花などを持参し弔問します。
喪中(年賀欠礼)はがきは、その年に近親者が亡くなった場合に、新年のご挨拶を遠慮させていただきます、ということを知らせる挨拶状のことです。最近は家族葬も多いため、この喪中はがきで友人の親が亡くなっていたことを知ることも多いでしょう。
喪中(年賀欠礼)はがきを受け取ったら、その返事として寒中見舞いを送ると丁寧な対応になります。寒中見舞いは、松の内(1月7日)があけてから立春(2月4日)までに出すもので、1月末までに投函するようにしましょう。
このたびのお葉書で初めてお母様(お父様)のご逝去を知りました
存じ上げず失礼いたしましたことをお許しください
お悔やみ申し上げますとともにお母様(お父様)のご冥福を心よりお祈り申し上げます
どうぞお身体を大切に新しい年をお迎えになられますようお祈り申し上げます
◯年◯月◯日
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4. 香典の金額相場
金額の相場
通夜、葬儀に参列する場合の香典の金額の相場は、3,000円か5,000円で、自分が20代であれば3,000円、30代以上であれば5,000円が目安です。連名で包む場合もありますが、喪家はお返しをする必要があるので個人で別々に包んだ方がいいでしょう。
遠方や都合によって、通夜や葬儀に参列できずに香典を送る場合は、香典にお悔みの手紙を添えて「現金書留」で郵送します。後日弔問する場合は5,000円程度の予算で線香や供花、供物を持参してもいいでしょう。
香典などを連名にする場合
供花を複数の友人や団体で送る場合もありますが、自分の親やほかの友人の親が亡くなった場合もお互いに同じ対応をすることになりますので、メンバーややり方はよく考慮しておくべきです。友人の親と面識があるかどうか、友人との親しさの程度、など関係性も人によって違います。弔電、香典、供花などは、できれば個人単位で、通夜や葬儀に参列する、弔電を送る、後日供物を持って弔問するなどの方がいいでしょう。
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