お盆の基礎知識~お盆の意味、地域によって違う時期、準備と迎え方、日本各地のお盆行事

お盆とは、ご先祖さまをお迎えして共に過ごす期間のことです。仏間には精霊棚(しょうりょうだな)や盆提灯(ぼんちょうちん)のお飾り、お坊さんによる「棚経」(たなぎょう)のお参り、親族たちは故郷に帰省して、家族総出でお墓参りをする。盆踊りや迎え火・送り火など、お盆はまさに日本の夏の風物詩と言えるのではないでしょうか。この記事では、お盆についての基礎知識の総まとめ(お盆の意味や由来、お盆の準備、迎え方まで)をご紹介いたします。

index 目次
  1. 1. お盆の意味・由来
    1. 1-1. 先祖供養と施餓鬼~民俗と仏教の2つの側面
    2. 1-2. 民俗的お盆~柳田國男『先祖の話』から
    3. 1-3. 仏教的お盆~『盂蘭盆経』の目連伝説
    4. 1-4. お盆が7月15日である理由~インドの「夏安居」と中国の「中元」
  2. 2. お盆の時期はなぜ3つあるのか?
  3. 3. お盆の準備・迎え方
    1. 3-1. お盆飾りをする時期
    2. 3-2. 地域によって異なる精霊棚の飾り方
    3. 3-3. キュウリとナスをお供えする意味
    4. 3-4. 盆提灯
    5. 3-5. 迎え火・送り火
    6. 3-6. お坊さんの迎え方
    7. 3-7. お墓参り
    8. 3-8. 集合住宅や仏間のない家ではどうしたらいい?
  4. 4. 地域によるさまざまなお盆行事
    1. 4-1. 盆踊り~阿波踊り、エイサー、郡上おどり
    2. 4-2. 送り盆~京都五山送り火、広島灯籠流し、長崎精霊流し
    3. 4-3. 近畿地方の地蔵盆
  5. 5. まとめ

1. お盆の意味・由来

多くの人はお盆のことを、日本の「仏教」行事と捉えています。これは間違いではありませんが、仏教だけは語れない側面も、お盆には多くあります。仏教だけではなく、古来の祖霊信仰という2つの視点から見てみると、お盆の全体像が分かりやすくなります。

1-1. 先祖供養と施餓鬼~民俗と仏教の2つの側面

お盆には2つの意味があります。一つには先祖供養、そしてもう一つが施餓鬼です。

先祖供養―自分たちの父母、祖父母、そしてご先祖さまに手を合わせるという感覚は、日本の人なら多くの人が持っているものではないでしょうか。お盆に精霊棚や提灯を飾り、盆踊りを踊り、迎え火や送り火を焚くのも、すべてはご先祖さまとともに過ごすためのものです。

一方、施餓鬼とは、仏教の経典にその由来があり、「餓鬼に(食べ物や飲み物を)施す」と書きます。つまり、施餓鬼という、六道の中の一つである餓鬼道に堕ちてしまった、浮かばれない諸霊の供養がお盆のもう一つの大切な側面なのです。

前者を民俗的なお盆、後者を仏教的なお盆と呼ぶとすれば、この両方が融合して成り立っているのが今の日本のお盆だと言えるでしょう。

実際に私たちのお盆行事を見ても、先祖祭祀と施餓鬼供養の両面が見て取れます。例えば、お盆のお供え物の中に「餓鬼飯」と呼ばれるものがあります。蓮の葉の上に洗い米や野菜を刻んだものを混ぜて供えるのですが、これは基本的には祭壇の上ではなく、畳の上に供えます。ご先祖様を供養するための精霊棚へのお供えと区別しているのです。また、お坊さんによる棚経参りは、その家のご先祖様を供養するためにするものですが、一方でお寺の本堂で行われる「施餓鬼供養」は、自分たちに直接縁のない餓鬼の霊を供養するために執り行われます。

1-2. 民俗的お盆~柳田國男『先祖の話』から

日本では、仏教伝来以前から祖先を崇拝してきましたが、その日本人の先祖との関わり合いをまとめたのが民俗学者・柳田國男の『先祖の話』です。柳田はお盆について「人は往々にして「盆」を仏教のもの、仏教が日本に入ってからあとに始まった行事のように誤解するようになった」と語っています。(『先祖の話』42 仏壇という名称)

柳田は、死者というのは、長い年月をかけて「ご先祖様」「みたま様」という一つの「霊体」に溶け込んでいくものだとしています。そして古い死者や祖霊は、やがては村全体の共同の祖先(=氏神)となり、山や川や森などから私たちの暮らしを見守っていると考えます。神社に祀られる神様とは、私たちの住む村の古いご先祖様であり、お正月の初詣は新年のお参りだけではなく、氏神への参詣も兼ねていたのです。

そして、また柳田は、お正月とお盆の類似性を指摘しました。かつては1年に2度、初春と初秋の満月の日に、祖先の霊が子孫の元を訪れて交流する行事があったそうです。やがてこの前者が正月、後者がお盆となりました。お盆は7月15日(望月)に行われますし、暦が普及する以前は正月も「春のはじめの月の「満月の宵」に行われていた」そうです。(『先祖の話』21 盆と正月の類似)

1-3. 仏教的お盆~『盂蘭盆経』の目連伝説

お盆は、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼ばれる仏教行事のことです。「盂蘭盆」の語源は、サンスクリット語の「ウラバンナ(=逆さ吊りの意味)」、または古代イランの言葉で「ウルヴァン(=霊魂の意味)」などの説があります。

盂蘭盆会は、『仏説盂蘭盆経』に基づく法要なので、そう呼ばれていますが、この中で、お釈迦様の十大弟子の1人である目連が、餓鬼道に堕ちて苦しむ母を救う話が語られており、これが現在にも続くお盆の原型とされています。その目連伝説とは次のような話です。

お釈迦様の十大弟子のうちの1人である目連(もくれん)は、修行の最中に、自身の神通力によって亡き母が餓鬼道に堕ちて苦しんでいる姿を目にします。飢えているので、食べ物や飲み物を与えたのですが、それらは喉元で炎となり、母の渇きを増長させてしまいます。困った目連は、お釈迦様に相談します。するとお釈迦様は、「修行の最後の日(=7月15日)に、仲間の僧侶たちに飲食の施しをしなさい。するとその功徳が亡き母のもとにも届くだろう」と説きました。目連はお釈迦様に言われた通りにし、その功徳が餓鬼道で苦しむ母を救ったのです。

このように、お盆に施餓鬼供養をするのは、目連が餓鬼道に堕ちた母親を救ったことに由来しているのです。

こうした先祖供養と施餓鬼が意味する民俗と仏教の二面性は、すっかりお盆の行事の中に溶け込んでいます。私たちは自分たちのご先祖様とともに過ごしながら、浮かばれない餓鬼の霊をも供養しているのです。わが家の供養を万物の供養へ。分かち合いの優しさが溢れるのが日本のお盆の原風景なのかもしれません。

1-4. お盆が7月15日である理由~インドの「夏安居」と中国の「中元」

また、日本仏教は、ただ単にインドの仏教を輸入して出来上がったわけではありません。仏教伝来以前から、日本では死者を弔う文化があり、それと外来の仏教が融合していき、今の形があります。さらに付け加えるなら、仏教がインドから日本に伝わるまでの間に、中国文化の影響を色濃く受けている、という点です。

例えば、インド仏教は「出家」を重んじます。つまり世俗にある「家」とのつながりを断つのです。一方の中国や日本などの儒教文化圏では「先祖祭祀」、つまり祖先や親族のつながりを大切にします。

日本の宗教は、古来の原始信仰、仏教、さらには中国からの儒教や道教などのハイブリッド宗教であることを忘れてはなりません。先に述べたように、お盆が民俗的な先祖祭祀と、仏教的な施餓鬼(死者供養)という両方の性質を持っているのはそのためです。

お盆が7月15日を中心に行われるのにも意味があり、ここにもインド文化と中国文化の融合が見られます。古代インドでは、修行僧たちが僧院に集まって修行に励む期間があり、これを「安居」(あんご)と呼び、夏に行われる「夏安居」(げあんご)は7月15日を最終日としていました

一方、中国では7月15日は死者供養にとって大切な日です。中国の道教には年に3度の「三元」と呼ばれるものがあります。上元(1月15日)、中元(7月15日)、下元(10月15日)には、それぞれを司る神様を信仰します。特に中元は仏教の盂蘭盆会と融合し、死者や祖先の霊を供養する日として重んじられています。夏の贈り物の「お中元」も、ここから来ています。

2. お盆の時期はなぜ3つあるのか?

お盆の時期は地域によって、主に3つに分けられることをご存知ですか?お盆と言えば、多くの人は8月13日から8月15日までだと思っていますが、全国にはこれ以外の時期にお盆を行う地域もあるのです。3つの時期とは次の通りです。

(1)8月13日から8月15日(もっとも一般的なお盆)
(2)7月13日から7月16日(東京をはじめとする関東地方や東日本の一部の地域)
(3)旧暦の7月13日から7月16日(沖縄や琉球地方。現行の新暦では8月下旬から9月上旬。毎年日程が変わる)

どうしてこのような違いが生じたのか、詳しくご説明いたしましょう。

そもそもお盆は前章でも述べたように、インドの夏安居(げあんご)や中国の中元(ちゅうげん)、(ともに7月15日)を由来とします。かつては旧暦の7月15日を中心にお盆行事が行われていました。しかし、明治時代に現在の太陽歴が採用され、改暦したことによって、お盆時期が地域によって異なるようになったのです。

(1)は季節感を優先しました。俗に言う「月遅れ盆」で、1か月ずらすことで季節感を残しつつ毎年同じ時期にお盆を迎えることができます。また、現代では夏休みとも重なり、帰省しやすいという側面もあるでしょう。

(2)の地域では改暦後も7月15日という日付にこだわりました。東京などではいまでもお盆の棚経が行われます。新政府のお膝元ですから、お上の指示に忠実に従ったのではないかなどの説があります。

(3)は伝統的なお盆行事を忠実に行うために、改暦後も旧暦の暦に合わせてお盆を行い、大陸文化の影響を色濃く受ける沖縄地方に多く見られます。この場合、旧暦の7月15日を中心にお盆を行うため、現在のカレンダーでは毎年日付が変わります。旧暦の7月15日は、2021年では8月22日ですが、前年の2020年は9月2日となってしまうのです。

3. お盆の準備・迎え方

それでは実際に、私たちはどのようにお盆を迎えればいいのでしょうか?ここでは8月盆を例に、お盆の迎え方について解説いたします。

3-1. お盆飾りをする時期

お盆のお飾りは、お盆の期間中、つまり8月13日から15日の間に行えばよいとされています。

かつてはその月の1日を「釜蓋朔日」(かまぶたついたち)と呼び、地域の道や川を掃除してご先祖様を迎える準備をしました。7日には精霊棚に飾る幡(はた)を拵えました(これが「七夕」の由来です)。また、新盆を迎える家は7日からお盆が始まる、と考える地域もあります。

大事なのは「お盆感」を出してご先祖様をお迎えするムードを高めることです。8月に入ったら自分たちのタイミングでお盆の準備をすればよいでしょう。なお、お盆飾りを終えるのは8月15日です(地域によっては16日のところも)。

3-2. 地域によって異なる精霊棚の飾り方

お盆の期間中は、仏間に精霊棚を飾ります。「盆棚」などとも呼ばれるお盆専用の祭壇のことです。ご先祖様は、この精霊棚に並べられた位牌に帰ってくると信じられています。

精霊棚の飾り方は、大まかに次の4つに分けられます。しかし、これは地域によって大きく異なりますので、詳しくは菩提寺の住職や地元の仏壇店に相談することをおすすめします。

  • 先祖と新仏と餓鬼仏の祭壇を明確に区別する
  • 先祖と新仏の区別なく、軒下や庭先に棚を作る
  • 屋内の座敷に仏壇とは別に棚を設えて位牌を並べる
  • 特に精霊棚を設けず、仏壇の中でお祀りする

なお、新盆(または初盆、四十九日を以降初めて迎えるお盆のこと)には、白い提灯を軒先に吊るす、精霊棚とは別に白い祭壇を飾るなどの慣習が見られます。

精霊棚は4本の柱(竹などを用いる)を立てて、上方に細縄をわたして稲、麦、枝豆、ほおずき、そうめんなどを垂らします。棚の上には真菰(まこも)を敷き、その上に位牌やお供え物を並べます。天井からは吊り提灯を、棚の両脇には置き型の提灯(行灯)を置いて、部屋の中を彩ります。

(例)精霊棚の飾り方

精霊棚の飾り方

・台の上に真菰(まこも)のござを敷きます
・位牌や香炉、鈴などを置き、果物や菓子を供えます
※地域や家庭によって異なります。

3-3. キュウリとナスをお供えする意味

精霊棚へは、故人が好きだったものをお供えしてあげましょう。また、慣習として有名なお供えものがキュウリとナスです。これらにおがら(皮を剥いだ麻の茎)などを刺して、馬と牛に見立てます。キュウリは馬として、「ご先祖様が早く我が家に帰ってきてくれますように」という、お盆を待ち焦がれる想いが込められています。一方ナスは、「ご先祖様がゆっくりとあちらの世界に戻れますように」と、お盆を終えることの名残惜しさを表しています。

3-4. 盆提灯

盆提灯は、精霊棚の脇にご先祖や故人の霊が迷わず帰って来る目印として、飾るのが習わしです。かつては、盆提灯は、迎え火として火を灯し続けていました。また、新盆のお供えとして、親戚や親しかった人が故人の供養のために盆提灯をお供えしていました。

昨今では、火事の危険性から実際に盆提灯に火を灯すことはほとんどなく、LED電球などが用いられています。また提灯をお供えものとして贈っても、現代の住宅事情では盆提灯を置く場所がないため、家族が自ら用意するケースが増えています

白提灯

新盆用の白提灯は一つあればよく、玄関や縁側の軒先、仏間の天井から吊るします。白提灯は新盆を迎えるその年だけしか使用しません。その後は、送り火で燃やすか、お焚き上げします。最近では形だけお焚き上げするなどして(一部分だけ軽く燃やす)、ゴミに出しても構いません。

絵柄の入った盆提灯

精霊棚やお仏壇の両脇に、地域によってはこれに加えて天井から提灯を吊るします。絵柄の盆提灯は毎年飾れるものです。鮮やかな盆提灯の明かりが、より一層「お盆感」を作り出してくれるでしょう。お盆が済んだら箱に入れて保管しておきましょう。防虫剤を入れておくと、火袋の虫食い対策になります。

3-5. 迎え火・送り火

迎え火は、8月13日の朝にご先祖様をお迎えするために焚きます。おがらなどに火を灯して、煙を立てましょう。ご先祖様はその煙を目印に我が家に帰ってきてくれます。そして、8月15日の夕刻には再びおがらの煙で、あちらの世界に送り出します

農村地帯では、家からのお墓までを往復して、迎え火・送り火をします。8月13日にお墓参りし、お墓に灯した火を松明に移して、それを自宅に吊るした提灯につけて迎え火とします。8月15日には、盆提灯の火を松明に移してお墓参りをし、これを送り火とします。

地域によっては、新盆の家特有の迎え火があります。8月7日に新仏さまの迎え火をし、8月13日にご先祖様の迎え火をします。また、新盆の迎え火では、縁側に108本のロウソクを立てて棚経を行うなどの慣習がある地域もあります。

3-6. お坊さんの迎え方

お盆の時期には、お坊さんが棚経のお参りにやってきます。お坊さんは、通常5分から10分程度お経をあげて、すぐに次の家のお参りに向かいます。数日間で、数十、数百の檀家を周らなければならないので、ゆっくり話をする時間がないのが実情のようです。

棚経のお参りの時には、お仏壇や精霊棚はきれいにお飾りし、お花やお供え物も用意しておきましょう。また、お坊さんへのお布施もすぐに出せるよう用意しておきます。相場は2千円から1万円程度です。茶菓も用意しておくといいですが、普段の法事と違って時間がないために手をつけられないことも。また、もしお土産を渡しても暑い車内の中に置いたままになってしまって、逆に迷惑になる可能性もあります。冷えたおしぼりや冷たいお茶など、簡単なものだけ準備すればいいかもしれません。

お布施の包み方、お金の入れ方、金額の書き方等についてはこちらをご参照ください。
四十九日・一周忌法要にかかるお金と、お布施の包み方、不祝儀袋と袱紗の使い方

3-7. お墓参り

お盆の時期にはお墓参りに行きます。「3-5. 迎え火・送り火」でも述べたように、お墓参りが迎え火と送り火を兼ねる地域もあります。地域によっては、8月14日にお墓参りするところもあるようです。これは、ご先祖様がわが家に帰っていて、お墓の中に誰もいないため、その間にお墓をきれいに掃除しておこうという意図から行われるものです。

お盆の時期のお墓参りは大変混雑すること、また炎天下の中でのお参りになるので、体調を崩さないようくれぐれも気を付けましょう。

3-8. 集合住宅や仏間のない家ではどうしたらいい?

精霊棚や盆提灯など、伝統的なお盆の迎え方を見てきました。しかし昨今の住宅事情では、これらの慣習をすべて従来通りに行うには無理があります。「仏間がなくて、精霊棚を飾る場所がない」「マンションだから迎え火なんてできない」という人も少なくないでしょう。

大切なのは「お盆感」を出すということです。最近は、コンパクトな仏壇や提灯もあります。かつての精霊棚のように、そうめんやほおずきを吊るさなくても構いません。お花を少し豪華にする。お供え物を少しご馳走にして、家の人と一緒に食べる。ベランダで少しだけ煙を立てて迎え火・送り火にする。こうしたささやかな方法でも、そこに想いが込められていれば、ご先祖様は必ずやあなたの元に帰ってきてくれます。自分たちの住まいに合ったものを選び、できる範囲で行えば十分です。

4. 地域によるさまざまなお盆行事

お盆の時期には、自宅にご先祖さまをお迎えするだけでなく、地域ごとにさまざまなイベントが行われます。一例をご紹介します。

4-1. 盆踊り~阿波踊り、エイサー、郡上おどり

盆踊りは、お盆の時期に死者を供養するために行われる行事です。平安時代の空也上人の踊り念仏が起源ではないか、と言われています。今でも日本各地で盆踊りが催され、ご当地音頭が存在します。

一地方の盆踊りが全国的に有名になったものに、徳島県の阿波踊り沖縄のエイサーなどがあります。その中でも特に有名なのが、岐阜の郡上おどりです。7月中旬から9月上旬にかけて、一晩に一箇所ずつを会場にして、30夜以上に渡って踊り続けます。特に8月13日から16日の4日間は、徹夜踊りが催されます。

4-2. 送り盆~京都五山送り火、広島灯籠流し、長崎精霊流し

3-5. 迎え火・送り火」でも触れたように、お盆の入りには「迎え火」を、そしてお盆を終える日には「送り火」をします。この送り火は、各地でさまざまな行事になっています。

最も有名なのは京都の五山送り火です。京都は三方を山に囲まれていますが、それぞれの山に「大文字」「松ヶ崎妙法」「船形万灯篭」「左大文字」「鳥居型松明」が灯されます。また、奈良市でも大文字の送り火が行われます。

広島では、市街地の元安川に火を灯した灯籠を流します。祖先に対してだけでなく、戦没者慰霊や平和への祈りが込められます。また、長崎の精霊流しは派手なことで有名です。精霊船と呼ばれる大きな船を海まで運ぶのですが、かかる費用は数万円から数十万円と言われています。さらに、長崎市内のあちこちで爆竹が派手に鳴り響き、喧騒の中で死者をあの世に送り出します。

お盆の送り方も、ところ変わればさまざまです。

4-3. 近畿地方の地蔵盆

地蔵盆とは、地域の地蔵堂に祀られる地蔵菩薩を供養する行事です。近畿地方の人たちにとっては、夏の終わりの風物詩で、地蔵盆を終えると、地域の子どもたちは「いよいよ2学期だなあ」という気にさせられます。

地蔵盆は、寺院ではなく、地域の自治会や子供会が主体となって行うのがその特徴です。子ども達にはお菓子が振舞われ、地域によってはビンゴ大会やさまざまなゲームを行うところもあり、死者供養と子ども向けのイベントを兼ねていることから、日本版のハロウィンと例えられることもあります。

5. まとめ

亡き人やご先祖様といつも共にいる日本の人々―お盆の様々な行事や風習やしきたりの中に、ご先祖様への想いが込められていることがお分かりいただけたかと思います。家族や親戚と久しぶりに再会し、ご先祖さまとともに、よきお盆をお迎えください。

Text by:玉川将人
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