桐ヶ谷斎場(東京都品川区)で火葬を予定していて、遺骨の一部を手元に残したい、いわゆる「分骨」を考えている方に向けて、分骨用の骨壺のサイズ、分骨証明書の手続き、分骨したあとの選択肢をまとめました。火葬の前後は慌ただしいため、公式サイトで確認できた情報を中心に整理しています(確認日:2026年10月16日)。
桐ヶ谷斎場で分骨はできる?骨壺のサイズ・分骨証明書・分骨後の選択肢を解説
1. 桐ヶ谷斎場の分骨|先に結論
- 桐ヶ谷斎場は、東京博善株式会社が運営する火葬場併設の斎場です。
- 東京博善の公式料金ページには、分骨向けの容器(2.5寸・3寸)の案内と、2.5寸の容器と組み合わせて分骨に対応できるという記載があります。
- 収骨容器は、安全で円滑な運営のため、東京博善指定のものを使うよう案内されています。
- 分骨証明書は、東京博善が運営するメディアで「東京都の民営火葬場で火葬した場合は、火葬場で発行してもらえる」と説明されています。分骨を考えているときは、火葬の前に葬儀社か斎場へ伝えておくと安心です。
- 遺骨を手元に置くだけなら分骨証明書は不要ですが、納骨・散骨・手元供養品への加工では求められることがあります。
2. 桐ヶ谷斎場の基本情報
| 名称 | 東京博善 桐ヶ谷斎場 |
|---|---|
| 運営 | 東京博善株式会社 |
| 所在地 | 東京都品川区西五反田5-32-20 |
| アクセス | 東急目黒線「不動前駅」から徒歩7分 |
| 特徴 | 葬儀式場と火葬場が併設された総合斎場 |
利用料金や式場の詳細は、東京博善の桐ヶ谷斎場のページで確認できます。
3. 分骨に使える骨壺のサイズと費用
東京博善の公式料金ページでは、収骨容器のサイズごとに、向いている用途が次のように案内されています。
| サイズ | 寸法(蓋付き) | 公式の用途案内 |
|---|---|---|
| 7寸(2号) | 直径220×高さ250mm | 全収骨 |
| 6寸(3号) | 直径190×高さ210mm | 全収骨 |
| 5寸(4号) | 直径160×高さ180mm | 部分収骨等 |
| 4寸(5号) | 直径125×高さ140mm | 部分収骨等 |
| 3寸(6号) | 直径95×高さ105mm | 部分収骨・分骨・粉骨等 |
| 2.5寸(7号) | 直径75×高さ90mm | 分骨・粉骨・手元供養等 |
※収骨容器は焼き物のため、寸法に若干の誤差があります。容器によって取り扱いサイズが異なる場合もあります。
3-1. 標準的な容器の費用
公式料金ページによると、標準的な「白瀬戸」の容器は、3寸(白袋一式)が3,080円、2.5寸(白袋一式)が2,530円(いずれも税込)です。柄入りの容器や、ブランド品の容器もあり、7寸・6寸の容器は、2.5寸の容器と組み合わせることで分骨に対応できると案内されています。価格や取り扱い品は変わることがあるため、最新の情報は公式の料金ページをご確認ください。
3-2. 手元供養向けの小型容器も用意されています
斎場では、手元供養向けの小型容器も案内されています。たとえば、ノリタケの「メモリアルボックス」(直径60×高さ35mm)は、確認時点で各9,900円(税込)でした。ラインナップは入れ替わることがあります。
3-3. 全収骨と部分収骨の違い
収骨の方法には、できるだけ多くの遺骨を骨壺に納める「全収骨」と、主な骨を選んで納める「部分収骨」があります。一般に、全収骨は東日本で多く、大きめの骨壺(おおむね6〜7寸)が必要になります。部分収骨は西日本で多く見られます(高知市斎場の案内による)。桐ヶ谷斎場での収骨の進め方は、葬儀社または斎場にご確認ください。
4. 分骨の手続きと分骨証明書
4-1. 分骨証明書とは
分骨証明書は、遺骨を2か所以上に分けて納めるときに必要になる書類です。お墓や納骨堂へ納める際の火葬許可証(埋葬許可証)は1体につき1枚しか発行されず、提出すると返却されないため、分骨した分の証明書を別に発行してもらいます。
4-2. 手続きの流れ
以下は、東京博善の説明にもとづく一般的な流れです。
- 火葬の前に、分骨したいことを伝える:葬儀社や火葬場のスタッフに、分骨を希望する旨を前もって伝えておくと、収骨のときにスムーズに対応してもらえます。
- 火葬場で分骨証明書の発行を依頼する:東京都の民営火葬場で火葬した場合は、火葬場で発行してもらえます。
- 必要なものを用意する:発行依頼書(火葬場で案内されます)、印鑑、身分証、発行手数料(1通数百円程度)が一般的です。
- 受け取った証明書を保管する:納骨や散骨のときに提出を求められることがあります。紛失しないよう、家族で保管場所を共有しておくと安心です。
分骨証明書の手数料や、申し出のタイミング(収骨の前までに伝える必要があるか、など)は、斎場や状況によって異なることがあります。必ず火葬の前に、葬儀社または斎場へご確認ください。なお、公式料金ページには、別の書類として「火葬証明書」(1通550円)の記載があります。
4-3. 分骨証明書が必要になる場面、ならない場面
- 必要になることがある:分骨した遺骨をお墓・納骨堂に納めるとき、永代供養や散骨をするとき、手元供養品(ペンダントやプレートなど)に加工するとき
- 不要なことが多い:分骨した遺骨を、自宅にそのまま置いておくだけのとき
ただし、提出を求めるかどうかは納骨先や業者によって異なります。分骨先が決まっている場合は、先方に確認しておくと確実です。
4-4. 分骨は家族で話し合ってから
祭祀を承継する人は、分骨について決められるとされていますが、分骨をよく思わない親族がいるとトラブルになることがあります。火葬の前に、家族や親族と話し合っておくことをおすすめします。
5. 分骨したあと、遺骨をどうするか
分骨した遺骨の行き先には、主に次のような選択肢があります。
- お墓・納骨堂に納める:遠方の親族の墓や、すでにある墓に一部を納める方法です。
- 永代供養にする:寺院や霊園が供養・管理を続けてくれます。
- 散骨する:粉骨した遺骨を、海などにまく方法です。
- 手元供養・自宅で納める:遺骨を自宅で保管し、日々お参りする方法です。
5-1. 遺骨を自宅で保管しても大丈夫?
遺骨を自宅で保管すること自体は、法律で禁じられていません。一方で、自宅の庭などに遺骨を埋めることは、墓地以外の場所での埋蔵にあたり、「墓地、埋葬等に関する法律」で認められていません。家の中で保管するぶんには、遺骨の全部でも一部でも問題はありません。
5-2. 自宅用の容器は、火葬当日に決めなくてもよい
火葬当日は、斎場の指定する容器で遺骨を受け取ります。自宅用の容器をそこで選ぶ必要はなく、遺骨はあとから別の容器に移すこともできます。ご遺族が落ち着いてから、時間をかけて選ぶ方も少なくありません。
遺骨の量が多いときは、粉骨(遺骨をパウダー状にして容積を小さくする)をしてから納める方法もあります。東京博善でも粉骨のサービスが案内されており、容積は3分の1程度になるとされています(申し込みから受け取りまで約1週間)。
5-3. 自宅で納めるための容器を選ぶときの目安
| 選択肢 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 斎場の分骨用容器(2.5寸・3寸) | 火葬当日にその場で受け取れる。費用は数千円程度。 | まずは分骨だけしておきたい人 |
| 斎場の手元供養向け小型容器 | 手のひらサイズ。当日に申し込める。 | 身近に少量の遺骨を置きたい人 |
| 自宅用のミニ骨壺(専門店など) | インテリアになじむデザインや素材から選べる。あとから購入する。 | 自宅を納骨の場所として、日々お参りしたい人 |
5-4. 自宅を納骨の場所にするという選択肢
分骨した遺骨の納め先として、「自宅」を選ぶ方もいます。「ZAYU(自宅納骨のミニ骨壺)」は、納骨の場所を自宅にするという供養のスタイル「自宅納骨」を提案する、日本製のミニ骨壺です。遺骨を納める木製の内容器、専用の巾着袋、外側の容器という3層の構造になっています。
ご遺骨を納める中壺の容量は約20ccで、ミニ骨壺のサイズです。お骨のほんのひとかけらを納める方もいれば、粉骨して大さじ一杯強ほどを納める方もいらっしゃいます。粉骨が必須というわけではありません。
お墓や納骨堂に分骨して納めながら、自宅でも供養するという併用もできます。火葬当日に決める必要はなく、「こういう選択肢もある」と知っておくだけでも、火葬のあとに慌てずに考える助けになるはずです。
6. 火葬の前に決めておきたいこと
- 家族・親族で、分骨をするかどうかを話し合う
- 分骨先(お墓・納骨堂・散骨・自宅など)の候補を考える
- 分骨先で、分骨証明書の提出が必要かを確認する
- 葬儀社または斎場に、分骨を希望すること、証明書の発行方法と手数料を伝える
- 印鑑と身分証を用意する
- 分骨用の容器の数とサイズを確認する
7. よくある質問
Q. 桐ヶ谷斎場は誰が運営していますか?
A. 東京博善株式会社です。東京博善は、都内で複数の斎場・火葬場を運営しています。
Q. 分骨用の骨壺は、自分で用意して持ち込めますか?
A. 東京博善は、安全で円滑な運営のため、指定の収骨容器の利用を案内しています。持ち込みを希望する場合は、事前に葬儀社または斎場へご確認ください。
Q. 分骨証明書は必ず必要ですか?
A. 必ず必要とは限りません。分骨した遺骨を自宅に置くだけなら不要です。納骨・散骨・手元供養品への加工では、求められることがあります。
Q. 火葬の当日に分骨を決めても間に合いますか?
A. 間に合うかどうかは、斎場や当日の進行によって異なります。可能であれば、火葬の前に葬儀社へ伝えておくのが確実です。
8. まとめ
- 桐ヶ谷斎場は東京博善の運営で、公式料金ページに分骨向けの容器(2.5寸・3寸)の案内があります。
- 分骨を考えているなら、火葬の前に葬儀社か斎場へ伝え、分骨証明書の発行方法を確認しておきましょう。
- 自宅用の容器は、火葬当日に決めなくても構いません。分骨したあとの遺骨は、お墓・納骨堂・散骨・自宅など、さまざまな形で供養できます。
※料金・取り扱い品・手続きは、変更されることがあります。最新の情報は、東京博善の公式サイトまたは葬儀社でご確認ください。
分骨のあとの供養も、あわせて考えておきませんか
分骨した遺骨を、お墓や納骨堂だけでなく、自宅で納めて供養するという選択肢もあります。火葬当日に急いで決める必要はなく、落ち着いてから、ご家族の暮らしに合う形を考えていただければ十分です。
出典・参考資料
本記事で使用した数字・事実の出典です(最終確認日:2026年10月16日)。
※容器のサイズ・費用の表は、東京博善の公式料金ページをもとにSOBANI編集部で整理しました。料金・取り扱い品・手続きは変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトまたは葬儀社でご確認ください。
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