仏式でいう法要にあたるものとして、キリスト教の場合、カトリックでは「追悼ミサ」、プロテスタントでは「記念式」を行います。これには決まった儀式はなく、忌中や忌明けといった考え方もありません。納骨をいつするのかについても、仏式の四十九日のように目安となる時期や決まった儀式は特にありません。遺骨は納骨までは自宅の祭壇に置くか、納骨堂や教会で預かってもらいます。納骨の際には埋葬証明書と印鑑が必要です。

1. カトリックの「追悼ミサ」

カトリックでは「死」は、霊が肉体から離れて「神の元へ召される」ことと考えられ、仏式の法要にあたる「追悼ミサ」を神父が行います。亡くなってから3日目、7日目、30日目、その後1年後の命日「召天記念日」にそれぞれ追悼ミサを行います。3日目、7日目の追悼ミサは省略される傾向にあります。また亡くなってから30日目(1か月)の追悼ミサのタイミングで納骨をすることが多いようです。

その後は10年目、20年目などの区切りの年に盛大なミサを行う場合もあります。追悼ミサは教会で、親族や知人・友人を招いて行い、聖歌の斉唱、祈祷、神父による説教などが行われます。ミサの後は教会の別室や自宅で、茶話会を開き参列者をもてなします。

2. プロテスタントの「召天記念祭」

プロテスタントでは「死」は天に召され神につかえるものとなる=神の祝福とされ、亡くなってから1か月後に「召天記念祭」を行います。この亡くなってから1か月後の召天記念祭に納骨を行うケースが一般的なようです。またそれ以後は1年目、3年目、7年目の召天記念日などに記念式を行います。教会や自宅に牧師を招いて親族、知人が集って祈りを捧げ、その後追悼のための茶話会を開きます。