樹木葬とは その利用背景と現代的事情

近年のライフスタイルの多様化に伴って、お墓のスタイルも多種多様となってきています。以前にはあまり見られなかった埋葬様式のなかでも、多くの人たちの関心を集めている埋葬様式の筆頭として「樹木葬」が挙げられます。今回の記事では、その「樹木葬」が注目されている理由や、背景にある社会事情について紹介したいと思います。

index 目次
  1. 樹木葬という埋葬様式
  2. 樹木葬でお墓の継承者問題を解決

樹木葬という埋葬様式

お墓の種類について

昨今、新聞やテレビなどのメディアで目や耳にする機会が増えている「樹木葬」。言葉からなんとなくイメージは湧くものの、実際にはどのようなものを指すのか明確には分からない人も多いのではないでしょうか。まず、「樹木葬」について触れる前に、お墓にはどのような種類があるのかをみておきましょう。

お墓は、遺骨の納められ方によって「一般墓」「集合墓」「合祀墓」「納骨堂」などの様式に分けることができます。

「一般墓」は、借り受けた土地に戸建ての家を建てるイメージで墓石を建てて遺骨を埋葬する様式のお墓で、これまで日本各地で広くみられてきたスタイルです。

「集合墓」は、霊園や墓地によって呼び方はいろいろありますが、住宅でいえばマンションのようなイメージで、ひとつのお墓に不特定な多人数の遺骨を個別にして納めるタイプのものを指します。

「合祀墓」は、合葬墓とも呼ばれ、集合墓と同様に不特定多数の遺骨をまとめて1カ所に埋葬しますが、遺骨は骨壺から出されてほかの遺骨と混ざって埋葬される点が異なります。

「納骨堂」は、一般的に遺骨の入った骨壺を屋内に安置しておく建物のことを指します。広くみられるロッカー型のほかに、都市部では自動搬送型のものも増えてきています。

樹木葬は樹木をモニュメントにした集合墓、合祀墓

「樹木葬」は、墓標の役割を果たす樹木のもとに遺骨を埋葬するもので、そのほとんどは上記の分類に当てはめると、「集合墓」や「合祀墓」の様式をとります。モニュメントともいえる樹木には、霊園や墓地ごとにサクラやハナミズキ、バラなど様々なものがみられ、それぞれの特色となっています。

また、お墓の分類ではなく葬送方法としてとらえると、「樹木葬」は遺骨を個別のお墓に埋葬するのではなく自然の一部にかえすという目的で利用されることから、海洋散骨などと同様に「自然葬」のひとつとして考えられることもあります。

樹木葬でお墓の継承者問題を解決

家族のお墓から個人のお墓へ

かつての日本では、お墓は長子相続を基本として家督的に継承されることが一般的でしたが、時代に合わせたライフスタイルの変化によって、継承者を前提としないお墓も数多くみられるようになってきました。単に「子供がなく跡継ぎが不在だから」という事情のほかに、「将来的に子供や家族に迷惑をかけたくない」といった理由などからも、「家族で受け継ぐお墓」から「個人で選ぶお墓」へと、お墓に対する意識が変化しているようです。

実際に霊園に赴いてみると、墓守を管理者に任せることのできる「合祀墓」や「集合墓」の墓域を新しく造成している場面を目にすることも多く、継承者不要のお墓の需要が増していることが感じとれます。

永代供養墓としての樹木葬

継承者がいることを前提としたお墓と、継承者を要さないお墓の大きな違いは、継続的に供養や墓守を行う人がいるかどうかにあります。仏教を例にとると、お盆やお彼岸のお墓参りのほか、三回忌や七回忌といった法要なども供養として挙げられます。また、お墓自体も立ててそのまま放置しておくと荒れ放題になってしまうため、掃除や手入れを行うなどメンテナンスを行わないといけません。

継承者が不在となると、これらの供養や墓守を行うことができないため、「集合墓」や「合祀墓」に遺骨を納め、そのお墓のある霊園や寺院に「永代供養」を行ってもらうことになります。「永代供養」とは、お墓の管理者に未来永劫にわたる供養と遺骨の管理を依頼するものであり、この「永代供養」を前提としたお墓のことを「永代供養墓」と呼んでいます。

先にも触れたとおり、「樹木葬」のお墓のほとんどは「集合墓」や「合祀墓」の埋葬様式をとっており、基本的に「永代供養墓」となっています。このことから、自然葬としての魅力に加え、継承者不要のお墓としての特色も兼ね備えている点で、現代のお墓事情にマッチした埋葬形態であるといえます。

低価格、初期費用のみ

さらに「樹木葬」が持つメリットとして、価格を低く抑えることができる点や今後一切の費用を生前に払っておける点が挙げられます。「一般墓」の場合は、お墓を建てる土地を永代にわたって使用するための「永代使用料」や、墓石および周辺石材一式の購入、家名などの彫刻、運搬などにかかわる「墓石代」、霊園や墓地の運営に充てられ、将来的に払い続けることとなる「管理料」、場合によってはお墓に遺骨を納める際の「納骨料」なども必要となり、大きな費用負担が継続的に発生します。

一方、「樹木葬」に多くみられる合祀墓では、「永代供養料」と「納骨費用」のみで済ませられることが一般的であり、生前に支払っておけるところがほとんどです。数あるお墓のなかでも最も費用を抑えて利用できるという点も、「樹木葬」が近年人気を集めている理由のひとつといえるでしょう。

Text by:松田 朝九
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