お墓選びのヒント ―付帯施設で選ぶ

お墓を建てる霊園や墓地を選ぶ際には、付帯する施設や設備の充実度も重要な検討要素となってきます。数ある霊園や墓地のなかには、お墓参りや法要の際の利便性を高めてくれる付帯施設だけでなく、一般的な霊園や墓地では見られないような、独自性の高い施設や設備を提供しているところもあります。今回は付帯施設の観点から、お墓選びのヒントを紹介します。

index 目次
  1. 1. 多くの霊園で見られる一般的な施設・設備
  2. 2. 独自性の高いユニークな施設・設備のある霊園も
  3. 3. 民営霊園・公営霊園・寺院墓地による違い
  4. 4. <関東エリア>魅力的な付帯施設があるオススメの霊園

1 多くの霊園で見られる一般的な施設・設備

比較的多くの霊園に備わっている施設や設備には、お墓参りや法要の際の利便性を高めてくれるものがメインとなり、例として次のようなものが挙げられます。

売店

お墓参りの際に使う線香や花などが入手できるほか、お菓子や飲料、お土産品などを扱っているところもあります。小規模な霊園の場合は、独立した売店形式ではなく、管理事務所が販売の窓口となっている場合があります。

法要室・礼拝室

法要が行えるように、「法要室」や「礼拝室」という名で部屋が設けられている霊園が多数あり、大規模な霊園では利用人数に応じて複数の部屋が用意されていることもあります。寺院墓地の場合、法要はその墓地を管理する寺院の本堂で行われるのが一般的です。

会食室

法要時に参列者が霊園内で会食できるように「会食室」を設けていることもよくあります。こちらも「法要室」や「礼拝室」と同様に、大規模な霊園では複数の部屋が用意されていたり、隣の部屋との壁を取り払って広く使えたりするなど、利用人数に応じた対応が見られます。

2 独自性の高いユニークな施設・設備のある霊園も

特に大規模であったり、近辺に店舗のない地域にあったりする霊園のなかには、園内で食事ができるよう、レストランや食堂を備えているところも見受けられます。また、規模にかかわらず、一般的な霊園ではあまり見かけない個性的な施設を設けているところもあります。これまで私が訪問した霊園は200カ所ほどありますが、そのなかでも特にユニークだったものをいくつか紹介します。

遊具施設

ある民営霊園では、ブランコ、シーソー、ジャングルジムなど街中にある児童公園並みの遊具を揃えた広場が備わっていました。小さな子供の場合、お墓参りの際に退屈してしまうこともあるかもしれませんが、このような施設を利用すれば、大人はゆっくりとお参りすることができるでしょう。

人工の滝

ちょっとしたモニュメント的なものや、水の流れのある小さな日本庭園を備えた霊園はたびたび見かけますが、以前訪問したある霊園では、高さが4~5mはありそうな本格的な見栄えの人工の滝が敷地の一角にしつらえてありました。景観的な役割以外にも、年に何度か滝行体験などを開催し、イベントとしても活用されるとのことでした。

プライベートビーチ

海に面したある霊園では、霊園利用者のみに解放されている浜辺がありました。散歩やくつろぎの場として活躍するだけでなく、希望すればバーベキューなども行ってよいとのこと。お墓参りと浜辺のレジャーが同時にできる霊園は非常に珍しいといえます。

3 民営霊園・公営霊園・寺院墓地による違い

「民営霊園」「公営霊園」「寺院墓地」と、運営形態別に付帯施設の特徴や傾向を見てみると、おおむね次のようになります。

民営霊園

比較的小規模な霊園でも、法要や会食に使える部屋が用意されているのが一般的。また、ある程度の規模になると売店が備わっていることが多いが、備わっていないところでもお墓参りに必要な線香などは管理事務所で購入可能なところがほとんど。特に大きな霊園では、法要室や会食室は複数あり、食事のとれるレストランなども備わっている傾向がある。

公営霊園

規模によって付帯施設の充実度はさまざまだが、同規模の民営霊園に比べるとやや劣る傾向がある。敷地の広い公営霊園の多くは、地域住民へ向けた公園としての役割を兼ね備えていることが多く、一般に開放されており、ランニングやウォーキングなどを楽しんでいる人の姿を見ることもある。

寺院墓地

民営霊園や公営霊園と比べると必要最低限のサービスにとどまっている印象。本山寺院クラスでないと独立した売店を見かけることはあまりなく、受付で線香が入手できる程度のところが多い。ただし、法要関連の施設についてはある程度充実しているところも多く、法要に使われる本堂以外にも、法要や会食に使用される別棟が建てられていることもある。

運営形態別に付帯施設の充実度を比較してみると、なかには例外があるものの、民営霊園が一派抜き出ているといえるでしょう。

4 <関東エリア>魅力的な付帯施設があるオススメの霊園

建築的価値の高い大礼拝堂で法要が行える「所沢聖地霊園」(埼玉県所沢市)

参考サイト(外部リンク)

敷地面積約8万坪(東京ドーム約6個分)、総区画数約23,000区画という広大な霊園。その規模に応じ、礼拝堂も3カ所用意されています。なかでも特筆すべきは大礼拝堂(第1礼拝堂)。建築家の池原義郎氏の設計で「日本建築学会作品賞」を受賞。「日本におけるモダンムーブメントの建築」150選にも選ばれており、「自然の光がやさしく降り注ぐ祈りの場」としてふさわしい神秘的な空間となっています。

利用者専用のドッグランを備えた「町田いずみ浄苑 フォレストパーク」(東京都町田市)

参考サイト(外部リンク)

豊か間緑に囲まれた立地の霊園で、ペットと一緒に入れるお墓のほか、ペットと一緒に眠る永代供養墓地、個別のペット専用墓地も提供されています。このペットを大切にする姿勢が特に顕著に表れた施設ともいえるのが、園内の一角に設けられたドッグランで、一般利用者用とは別に契約者優先のスペースが用意されています。家族と一緒にお墓参りに訪れた愛犬がのびのびと走る姿に、きっと故人は安らぎを得ることができるでしょう。

ドラマや映画の料亭シーンにも使用される本格的な会食室が魅力「日本庭園陵墓 紅葉亭」(神奈川県相模原市)

参考サイト(外部リンク)

全体的に質感の高さを感じる日本風の霊園。周辺環境も非常に落ち着いているうえに、木立と土壁に囲まれた園内はプライベート感に満ちています。この霊園の施設なかで一番の特色といえるのは、本格日本庭園を備えた数寄屋造りの会食室「紅葉亭」。多くのドラマや映画の料亭シーンに使用されている本格的な施設で、霊園利用者でなくても利用が可能となっています。また、管理棟1階にあるラウンジでは、趣ある和風庭園を眺めながらケーキやパスタなどの軽食をとることもできます。

Text by:松田 朝九
Zayu ohaka1 sp Zayu ohaka1 pc

ZAYUは、自宅に納骨するという、新しい供養スタイル。

納骨の場所を自宅にすることで、故人をいつも身近に感じながら、日常の中で毎日手厚くご供養できます。

Zayu ohaka2 sp Zayu ohaka2 pc

自宅でお参りできるZAYUのミニ骨壷なら、お墓参りに行けないときも、毎日手厚いご供養ができます。

日本の風土と伝統工芸のあたたかみと、独自の3層構造による機能性を兼ね備えた美しいデザインのZAYUで、安らぎを暮らしの中に。

Zayu ohaka3 sp Zayu ohaka3 pc

Zayu copy pc

Zayu top sp Zayu top pc
  • 思い切って手放したい
  • 場所をとるのをどうにかしたい
  • お墓や納骨堂、意外と高いな・・・
  • 部屋に置いておくには、
    骨壺の見栄えがちょっと・・・
Zayu copy1 sp Zayu copy1 pc 0106

Zayu copy5 sp Zayu copy5 pc

こんな方は・・・

  • ご遺骨・骨壺を自宅で安置・保管しているが、納骨をどうすべきか悩んでいる...
  • お墓を建てるほどの費用はかけられないかも...
  • 自宅で安置・保管するには、場所を取りすぎるのが悩み...
  • 手元にずっと置いておきたいが、来客時に目につくのが、ちょっと困る...
  • 骨壺や骨袋のデザインがあまり好きではない...
  • 思い切って手放したいと思うが、いい方法が見つからない...