霊園・墓地見学時のチェックポイント

新たにお墓を建てる際には実際に候補となる霊園や墓地に赴いて見学を行っておきたいものですが、慣れないうちは具体的にどこをチェックすべきかわからないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、「立地」「サービス」「施設・構造」それぞれの面から霊園や墓地の見学時に確認しておくべき点について紹介したいと思います。

index 目次
  1. 立地に関するチェックポイント
  2. サービスに関するチェックポイント
  3. 施設や構造に関するチェックポイント

立地に関するチェックポイント

駅やバス停からのアクセス

公共交通機関を利用する場合のアクセスのしやすさを確認するために、通常は車を利用している場合でも一度は電車やバスを利用して訪問してみることをおすすめします。その際、駅やバス停からの距離だけでなく、電車やバスの本数が十分にあるかも忘れずにみておきましょう。

霊園によっては最寄りの駅からの送迎サービスを行っている場合もありますが、なかには土日祝日限定だったり、お彼岸やお盆などの時期だけだったりする場合もあるのでしっかりと確認してください。

駐車スペース

駐車場の有無はもちろん、霊園の広さに見合っただけの十分な台数が確保されているか、駐車スペースから墓域までの距離は遠くないかなどもチェックしておきましょう。

園内の広さ、高低差

入り口から最も離れた墓域まで歩いて30分以上かかるような、広大な霊園もあります。そのような霊園では、新しく造成されている墓域が敷地の端の方にある場合もあるので、実際に購入を検討している墓域が園内のどこにあるかも必ず確認しましょう。

また、丘陵地に設けられた霊園のなかには、高低差が大きいところも見受けられます。年配者や足腰が丈夫でない人が訪れることも考えて、できるだけ平坦で移動距離の少ないところを選ぶのが無難です。

自然災害の危険

河川の近くにある霊園の場合は川が氾濫した際に浸水しないか、丘陵地にある霊園の場合は土砂崩れの危険はないかなどを確認しておきましょう。また、山間部では霊園に通じる道がとても狭くなっていることがあります。大雪の後などに長期間通行ができない場合もあるので、必要に応じて近辺の道路環境もみておくとよいでしょう。

地震を想定した耐震構造のお墓も増えています。最終的には施工する石材店側で対応することになりますが、詳しく知りたい場合はまず管理事務所で尋ねてみてください。

周囲の環境

音やにおいはパンフレットやwebページからは伝わってこないものです。実際に現地に訪れて、騒音や悪臭のもとになるなどはないかを確認しましょう。

サービスに関するチェックポイント

管理人、スタッフ

何かあった場合の即座の対応やセキュリティ面を考えると、管理者が常駐している方が安心だといえるでしょう。

また、利用者に対する姿勢はスタッフの身なりや言葉遣いに現れるものです。清潔感のある服装かどうか、言葉遣いは乱暴ではないかなど、働いている人たちの態度もよくみておきましょう。

用具の貸し出し、販売

多くの霊園では水場に桶やひしゃくが用意され、自由に使うことができます。線香に火をつけるためのライターや車いすの貸し出しを行っているところも珍しくありません。特にサービスの充実したところでは、掃除用のタオルや剪定バサミ、虫よけスプレーなどまで用意されていることがあります。

また、手ぶらでお墓参りに来ることができるように線香やお供え用の花を販売している霊園もあります。

掃除は行き届いているか

細部まできれいに掃除されているかとともに、植栽の手入れがきちんと行き届いているかもチェックしましょう。

また、花などのお供え物についてですが、管理者が引き下げてくれるところもあれば、利用者が持ち帰らないといけないところもあります。どちらが行うかを必ず確認するようにしてください。

サービスの一環として、有料でお墓の定期的なメンテナンスを提供している霊園もあります。自宅から遠く、なかなかお墓参りに来られないような場合には利用してみるのも一手です。

ペットの埋葬

最近はペットとともに眠れる霊園も増えています。霊園全域が対象となっているところ、一部の墓域に限られているところ、それぞれあるので同じお墓でペットの埋葬も考えているようであれば確認しておきましょう。

なかには園内にペットだけが眠る墓域を別途提供しているところもあります。

施設や構造に関するチェックポイント

バリアフリー

車いすでお墓参りすることも考えると、バリアフリーかどうかも重要なチェックポイントとなります。段差のない造りになっているかだけでなく、通路の幅や坂の傾斜、手すりの有無、エレベーターがある場合には車いすと介助者が乗れる広さがあるかなども合わせて確認しておきましょう。

余裕があれば、実際に車いすを借りてシミュレーションしてみると見落としが防げます。

水はけの良さ

雨の日のお墓参りには足元が濡れる心配があります。敷石や舗装などで対応している場合もありますが、最近は水はけのよいインターロッキングという施工を行っている霊園が増えています。

和型のお墓が並ぶ一般墓の墓域では上記のように何らかの対応がなされているところがほとんどですが、芝生墓地のなかには特に参道が敷かれておらず、濡れた芝生のなかを進まなければならないところもあるので、芝生墓地を検討している場合には忘れずにチェックしてください。

礼拝室、会食室

霊園内で法要が行えるように、礼拝室(法要室)や会食室が備わっている霊園もあります。霊園によって数や規模が変わってくるので、想定しているような利用方法が可能かどうかみておくとよいでしょう。

墓域による制限

霊園によっては、新たに造成中の墓域についてのみ利用者を募集していることもあります。その場合、「一般墓を建てたいが、募集している墓域は芝生墓所のみ」など、自身が希望しているタイプのお墓が建てられないことも考えられます。希望しているタイプのお墓が並んでいてもすでに全区画埋まっていて、その墓域では募集が行われていないこともあるので、注意してください。

また、霊園や墓域によってはデザイン墓などの特殊な形状、素材のお墓に対応していないことがあったり、景観面を考えて高さに制限が設けられたりしている場合があります。墓石にこだわりがある場合には、必ず確認するようにしてください。

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このように霊園や墓地の見学時にチェックすべきポイントにはさまざまなものがあります。不安な場合はリストにして持参するとよいでしょう。また、一度訪問しただけでは気づかない点もあるので、ある程度候補を絞り込んでいるようであれば、天気や曜日、時間帯などタイミングを変えて複数回足を運んでから最終検討に入ることをおすすめします。

Text by:松田 朝九
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