新しい葬儀のサービスあれこれ 移動葬祭場、ミニ葬祭場、葬儀受付代行サービス…

家族葬、一日葬など、葬儀の形も多様化し、現代的なニーズに応える様々なサービスが登場しています。今回は、葬儀サービスの中でも目新しく、便利なサービスをご紹介します。

index 目次
  1. 1. どこでもお葬式!「移動葬祭場」
  2. 2. 定着しつつある!?元はコンビニだった「ミニ葬祭場」
  3. 3. 家族葬の時代だからこそ必要?葬儀受付代行サービス
  4. 4. プライベードな空間を確保できる、便利な自動搬送式納骨堂
  5. 5. 便利であっても、葬儀のデジタル化はまだまだ?

1 どこでもお葬式!「移動葬祭場」

お葬式自体、しなくてはならないという法的な決まりはありません。また、ここで葬儀をあげなくてはいけませんという指定もありませんが、一般的には葬祭業者が運営する斎場、寺院、自宅、自治会館、マンションの集会場などで行う場合が多いです。

しかし、自宅ならともかく、斎場や寺院に特別な思い入れがあるという人は少数派でしょう。遠方の方、高齢の方、身体の不自由な方などは、その場所まで足を運ぶことが難しい場合もあるかもしれません。

場所の制約なく、どんなところでも通夜、葬儀を行えれば…。そういう発想から作られたのが移動葬儀場。霊柩車、搬送車などの葬祭用車両の販売や修理、遺体安置、霊柩搬送を行っている愛知県名古屋市にあるアイライフマネージメント株式会社が、新しくはじめたサービスです。

黒いトラックの荷台部分が式場として使えるようになっています。お葬式に必要な仏具が詰まれており、棺も安置可能で、そこでお葬式ができます。トラックの荷台スペースでは狭すぎるのでは?と思うかもしれませんが、スライド式で広がるようになっているので、ある程度のスペースが確保できます。荷台にはリフトも付いており、車椅子の方も楽に葬儀場に入ることが可能です。

自宅でお葬式がしたくてもスペースの関係上難しいご家族。思い出の場所や、会社でお別れの会をしたい方。老人ホームでの葬儀も可能なので、最後の時間を共に過ごした方にも負担なく参列していただけます。

気になる利用料金ですが、20万円とのこと。あくまで、これは式場利用料金で、棺桶や遺影、供花などは別料金だそうです。現代的なニーズをキャッチして今後の利用は増えていくかもしれません。

2 定着しつつある!?元はコンビニだった「ミニ葬祭場」

ここ最近は店舗数が増えすぎたせいか、閉店する店舗が増え、売上高も頭打ちになり、厳しい状態が続くコンビニエンスストア。気づくと、ひっそりと閉店している店舗が確かに増えてきている気がします。しかし、コンビニは立地の良い場所も多く、ほど良い広さの平屋の建物があり、大きな駐車場もあり、そのまま放置するのはもったいない物件であることが多いものです。そんな元コンビニ跡地に目を付けた葬儀会社があります。

昨今では、大勢の人が参列する葬儀ではなく、多くても参列者が30人程の家族葬を選ぶ遺族が増えています。そうした規模の小さなお葬式を行う斎場としてコンビニ跡地を再活用しようとする葬儀会社が現れたのです。

ミニ葬祭場では、1日1組限定でお通夜から、告別式まで行います。約30人が参列できる式場スペース、遺体安置室だけではなく、遺族が寝泊まりできるシャワー付き控室を完備しています。1日1組限定であり、親しい人のみが共有する空間であることで、他人の目に煩わせることなく、じっくりと故人がお別れできると好評のようです。

こうした元コンビニであったミニ葬儀場は増えてきており、関東圏、近畿圏に次々と新設されています。元コンビニで…と思うと、良い印象をもたない方もいるかもしれませんが、コンビニの広さなら他人と空間を共有する必要もなく、落ち着いてお葬式ができそうです。駐車場があるのも便利ですし、利便性も高いと言えますね。

ダビアスリビング相模原 (外部リンク)

3 家族葬の時代だからこそ必要?葬儀受付代行サービス

親しい人間だけで故人をゆっくりと見送りたいというニーズもあり家族葬を選択する遺族が増えていますが、家族葬であっても、葬儀の際は受付業務など行うべき役割があります。かつては、身内に代わって、近所の方や会社の方が請け負うことが多かった受付ですが、家族葬だと参列者の人数を絞っているだけにその役割を担う人がいません。そこで、登場したのが葬儀受付代行サービス。参列者の応対、香典の受け取り、香典返しのお渡し、現金の集計、帳簿作成などを引き受けます。

家族葬でなくても、お願いできる知り合いのいない方が増えてきており、故人との時間を確保するために、葬儀受付代行サービスに依頼する方は増えているとのことです。そうしたサービスを専門に行っている会社もありますし、便利屋さんで代行してくれる場合もあります。

4 プライベードな空間を確保できる、便利な自動搬送式納骨堂

大切な身内のお墓をきちんと管理して、お参りしていきたいという意思はあっても悩ましいのはお墓の立地。遠方にお墓がある場合、なかなかお参りできませんね。お墓参りを代行したり、インターネットを介してお墓参りしたりするサービスもあるそうですが、理想は気軽に行ける場所にお墓があることではないでしょうか。

自動搬送式納骨堂は、お墓不足の都市部にあって注目されているサービスです。従来の納骨堂は、それぞれの仏壇が横一列で並んでいるためにそれなりのスペースが必要でした。しかし、自動搬送式納骨堂は、遺骨は収蔵スペースに一括で収蔵されています。参拝用のスペースがあり、ICカードキーを使って操作すると、自分の身内の遺骨の入った墓石がそこに搬送されてくるシステムになっています。そのため、限られたスペースでたくさんの遺骨を同時に収めておけるため、都市部の駅前など交通の便の良い場所にもあります。

お寺などにある一般的な納骨堂では、お参りの際、他人の仏壇まで目に入ってしまうため、故人とゆったりと向き合うことが難しいです。しかし、自動搬送式納骨堂では、それが可能です。セキュリティ面でも優れているという点でも評価されています。

5 便利であっても、葬儀のデジタル化はまだまだ?

多くの人が時代に即して新しい葬儀の形を受けいれつつあります。しかし、便利なツールでも受け入れられないこともあるようです。

賛否両論あるのは、LINE、Twitterなどで訃報・葬儀案内を行うことです。通夜、葬儀に関しては急を要することもあり、メールで伝えるケースはあると思います。また、訃報・葬儀案内だけではなく、案内を受けとった人が供物・弔電の注文まで一括してスマホを行えるサービスもあり、実際のところそれはとても便利なはずです。

しかし、冠婚葬祭互助会のくらしの友社が行った調査(※)によると、そうしたサービスに抵抗を感じると回答した人は全体の6割近くで、広く浸透するにはまだ時間がかかりそうです。

お葬式に足を運べない方のためにお葬式のライブ配信を行うサービスもありますが、それも抵抗を感じる方のほうが8割を超えています。実際にやってみたら満足いく結果になるかもしれませんが、お葬式のことをデジタルで済ませては薄情である、失礼であるという意識が大きいのでしょう。

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目まぐるしく変化していくお葬式の形。10年後には、今はないサービスが常識となっているかもしれません。

Text by:AY
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  • 部屋に置いておくには、
    骨壺の見栄えがちょっと・・・
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こんな方は・・・

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