大河ドラマ「豊臣兄弟!」第18回で初登場した石田三成。そのお墓は、いまどこにあるのでしょうか。京都・大徳寺の三玄院と、滋賀の石田町・佐和山など、ゆかりの地との違いと行き方をまとめました。※本記事は放送済みの内容にのみ触れています。
石田三成のお墓はどこ?大徳寺三玄院の墓所と石田町・佐和山のゆかりの地の違い、参拝の作法【豊臣兄弟!(松本怜生さん演)】
石田三成のお墓はどこにある?大徳寺三玄院・石田町・佐和山のゆかりの地の違い
石田三成のお墓があるとされるのは、京都市北区の大徳寺の塔頭・三玄院(さんげんいん)です。関ヶ原の戦いの後、慶長5年(1600年)10月1日に京都の六条河原で処刑された三成の遺骸を、親交のあった僧の春屋宗園(しゅんおくそうえん)と沢庵宗彭(たくあんそうほう)が引き取り、三玄院に葬ったと伝わります(出典:Wikipedia「石田三成」、MKメディア「大徳寺三玄院」ほか)。
ただし、三玄院は原則として非公開の寺院で、墓所にお参りすることはできません。三成にゆかりのある場所は、滋賀県の長浜市石田町や彦根市の佐和山周辺にも点在し、それぞれ役割が異なります。「お墓」と「ゆかりの地」を分けて整理しました。
石田三成にゆかりの主な場所(役割の違い)
| 場所 | 役割 | お参りの目安 |
|---|---|---|
| 三玄院(京都・大徳寺塔頭) | 三成の墓所と伝わる | 原則非公開。外から手を合わせる |
| 石田会館・石田町(長浜市) | 生誕地・屋敷跡。一族の供養塔 | 事前に電話で開館を確認 |
| 龍潭寺・佐和山城跡(彦根市) | 居城・佐和山のゆかりの地 | お墓ではない。内容は要確認 |
「お墓に手を合わせたい」という気持ちに最も近い場所は三玄院ですが、中に入ることはできません。一方、三成の足跡をたどりたい場合は、生誕地の長浜市石田町や、居城のあった彦根市の佐和山周辺が目的地になります。
三玄院の墓所は、1907年(明治40年)に歴史学者の渡辺世祐らが発掘調査を行い、遺骨は後に位置を変えて同じ三玄院に埋葬し直されたとされます(出典:Wikipedia「石田三成」。二次情報のため、詳細は寺院や専門書でご確認ください)。
石田三成とはどのような人物だったのか
石田三成は、永禄3年(1560年)、近江国坂田郡石田村(現在の滋賀県長浜市石田町)で、石田正継の次男として生まれました(出典:長浜市「戦国を攻略せよ」)。のちに豊臣秀吉に仕え、検地奉行や兵站(物資の輸送・補給)の実務を担い、五奉行の筆頭として豊臣政権を支えた人物です。
秀吉との出会いの逸話として有名な「三献(さんこん)の茶」は、観音寺で三成が熱さの違うお茶を三杯出して秀吉の目に留まったという話ですが、長浜市の観光情報でも伝承の域を出ないとされています。史実として確実な部分と、後世に語り継がれた逸話は分けて読むのがおすすめです。
のちに近江の佐和山城主となった三成は、秀吉の死後、関ヶ原の戦い(1600年)で西軍を率いて徳川家康と戦いましたが敗れ、捕らえられて六条河原で斬首されました。享年41と伝わります(出典:Wikipedia「石田三成」ほか)。最期の場面については、柿をめぐる逸話なども語られていますが、史料の裏付けは資料によって異なります。
三成の長男・重家は、のちに春屋宗園の弟子となり、宗亨と名乗ったとされます。墓所が三玄院に営まれた背景には、三成と宗園の親交があったと考えられています。
ドラマ「豊臣兄弟!」での石田三成役・俳優の松本怜生さんと史実の違い
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で石田三成を演じているのは、俳優の松本怜生さんです。報道によると、三成の初登場は第18回で、秀吉の家臣候補の一人として登場し、藤堂高虎(演:佳久創さん)らとともに描かれました(出典:Real Sound、2026年5月10日配信)。※本記事は放送済みの内容にのみ触れており、今後の展開には触れていません。
ドラマでは、物語を面白くするための創作が加えられることがあります。たとえば、人物同士の出会いの場面や会話は、史料に残る事実と、脚本による演出が混ざっています。「三献の茶」のような有名な逸話も、そのまま史実と受け取らず、「伝わる話」として楽しむくらいがちょうどよいでしょう。
三成の人物像も、時代や作品によってさまざまに描かれてきました。史実の三成については、豊臣政権の実務を担った奉行として知られる一方、後世には「頭は切れるが不器用」といった評価もされてきました。ドラマの三成が史実とどう重なり、どこが創作なのかを意識して観ると、より深く楽しめます。
関係の深い人物と、あわせて読みたい記事
三成の人生は、仕えた豊臣秀吉、その弟の豊臣秀長、そして関ヶ原で対立した徳川家康と深く結びついています。同じ大河ドラマの登場人物について、墓所や参拝の情報をまとめた記事もあわせてご覧ください。
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三玄院・石田会館・佐和山への行き方と参拝情報

大徳寺 三玄院(京都市北区紫野大徳寺町76)
大徳寺本坊の西側にある塔頭で、境内には三成のほか、森忠政や古田織部の墓もあるとされます(出典:tabi-mag)。原則非公開で、墓所の拝観はできません。過去には2023年の「京の冬の旅」で庭園(昨雲庭)と本堂が特別公開されましたが、案内では石田三成の墓地は公開の対象外とされていました(出典:MKメディア)。今後の公開の有無や日程は、京都市観光協会などの最新情報でご確認ください。
アクセスは、京都市バス「大徳寺前」バス停から徒歩で5〜7分程度とされます。問い合わせ先として、寺院の電話番号が紹介されている資料もありますが(二次情報)、非公開寺院のため、見学を前提とした問い合わせは控え、公開情報の確認にとどめるのが無難です。周辺は住宅や寺院が並ぶ静かな地域ですので、塀の外から静かにお参りし、写真撮影や立ち入りは控えましょう。
石田会館・石田町(滋賀県長浜市石田町575)
三成の屋敷跡に建つ資料館で、館内では三成の生い立ちや生涯を紹介するパネルや、ゆかりの武具・古文書が展示されています。長浜観光協会の案内では、常時開館ではないため、事前に電話での確認が必要とされています(問い合わせ:0749-62-8285)。アクセスは、JR長浜駅から湖国バス「近江長岡駅行き」で約20分、バス停「石田」から徒歩3分、車では長浜ICから約10分です(出典:長浜観光協会「どこいこ長浜」)。石田町には一族の供養塔が残るとされ、近くの石田神社(八幡神社)にも供養塔と辞世の句の碑があると紹介されています。
龍潭寺・佐和山城跡・清凉寺(滋賀県彦根市)
三成が城主を務めた佐和山城の跡と、その麓の寺院です。彦根市の観光資料では、龍潭寺(問い合わせ:0749-22-2777)には三成の銅像などが紹介されており、お墓や位牌の記載はありません。一方、滋賀県の広報では龍潭寺に供養の碑があると紹介されており、資料によって表現が異なります。参拝の前に、寺院や彦根市の観光案内(0749-22-2954)でご確認ください。清凉寺にある「石田群霊碑」は一般には公開されていないとされます(出典:彦根市観光資料)。佐和山城跡は、登山口から山頂まで徒歩で約30分とされ、足元の準備が必要です。
※拝観時間・料金・開館日は変更されることがあります。お出かけ前に、各寺院・施設・自治体の最新の案内をご確認ください。
お墓参りのマナーと、遠方で行けない場合の供養
非公開の寺院や、私有地・寺院の敷地内にある墓所には、立ち入らず、外から静かに手を合わせるのが基本です。参拝できる場所でも、次のような点に気をつけましょう。
- 境内の案内や掲示に従い、立入禁止の場所には入らない
- 墓石や供養塔に触れたり、足をかけたりしない
- お供えは持ち帰るなど、その場所のルールを守る
- 近隣は生活の場でもあるため、大声や長時間の駐車を避ける
歴史上の人物のお墓参りは、遠方で行けなかったり、非公開だったりすることも少なくありません。そうした場合は、心の中で手を合わせたり、ゆかりの場所のうち見学できるところを訪ねたりするだけでも、十分な供養になります。
また、遠方などでお墓参りが難しい方や、身近に供養の場を持ちたい方には、自宅で納骨できるミニ骨壺「ZAYU(自宅納骨のミニ骨壺)」という選択肢もあります。
大切な人への想いを、身近な場所で
お墓参りに行けない時間が長くなっても、故人を想う気持ちは変わりません。遠方のお墓参りが難しい方や、手元で静かに手を合わせたい方には、自宅で納骨できるミニ骨壺や手元供養という選択肢もあります。
出典・参考資料
本記事で使用した事実の出典です(最終確認日:2026年10月22日)。寺院の公式サイトを確認できなかった内容は、観光情報などの二次情報にもとづくため、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。
- Wikipedia「石田三成」
- MKメディア「大徳寺三玄院が特別公開」
- tabi-mag「三玄院」
- 戦国武将お墓参りMAP「石田三成の墓」
- 長浜市「戦国を攻略せよ 石田三成」
- 長浜観光協会「どこいこ長浜 石田三成出生地」
- 「石田三成出生の地である石田屋敷跡と石田一族供養塔」
- 彦根市「石田三成に逢える近江路」
- 滋賀県「三成ゆかりの地めぐり」
- Real Sound「松本怜生、『豊臣兄弟!』石田三成役を…」(2026年5月10日配信)
※表はSOBANI編集部で整理したものです。拝観・開館の状況や、墓所・供養塔に関する説明は資料により異なり、変更されることがあります。
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