臨海斎場の使い方|火葬料金(組織区内外)・予約・収骨と分骨の注意点

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(c) Gemini / AI Generated

臨海斎場(大田区)は、港区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区の5区が運営する公営の火葬場です。料金は組織区の住民かどうかで変わり、遺骨は全収骨が基本です。2026年10月22日からは予約が電話受付になっています。この記事では、料金・予約・当日の流れ・収骨と分骨の注意点を、公式サイトの案内をもとに整理します。

index 目次

臨海斎場とは?まず押さえたい基本情報

臨海斎場(東京都大田区東海)は、港区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区の5区で運営する公営の火葬場・葬儀施設です。運営は、5区でつくる「臨海部広域斎場組合」です。民営の火葬場と違い、料金が「組織区の住民」と「それ以外」で分かれていること、遺骨はすべて骨壺に納める「全収骨」であることが、使い方を考えるうえでの大きな特徴です。

この記事では、臨海斎場の公式サイトの案内(2026年10月26日確認)をもとに、料金・予約・当日の流れ・収骨と分骨の注意点を整理します。なお、2026年10月22日から予約システムが一時停止しており、空き状況の照会と予約は電話になっています(くわしくは予約のしかた)。

臨海斎場の基本情報(公式サイトより)

項目 内容
運営 臨海部広域斎場組合(組織区:港区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区)
所在地 東京都大田区東海1-3-1
電話(受付) 03-5755-2833(午前8時30分〜午後5時)
火葬炉 10基(うち大型用3基)
火葬の時間枠 午前9時から1時間ごと、最終は午後4時
火葬にかかる時間 1時間半ほど(公式の案内)
収骨 全収骨(遺骨の保管・部分収骨はできない)
収骨容器 無料で提供(骨壺・桐箱・覆い・風呂敷)
駐車場 乗用車249台・バス10台

※表は臨海斎場の公式サイト(利用案内・施設概要・交通案内)をもとにSOBANI編集部で整理しました。

臨海斎場の火葬料金|組織区の住民と、それ以外で2倍の差

臨海斎場の使用料は、当日に全額を現金またはクレジットカード(一括払い)で支払います。火葬料は、組織区の住民か、それ以外かで金額が変わります。

火葬施設の使用料(公式サイトの表記のまま)

区分 組織区住民 組織区外住民
火葬料(12歳以上) 44,000円 88,000円
火葬料(12歳未満) 26,800円 53,600円
胎児 11,400円 22,800円
改葬遺骨 23,000円 46,000円
人体の一部 9,600円 19,200円
分骨 2,000円 6,000円
火葬待合室(待合室使用) 20,000円 60,000円
火葬待合室(式場使用) 35,000円 105,000円

収骨容器(骨壺・桐箱・覆い・風呂敷)は、この火葬料に含めて無料で提供されます。火葬待合室を式場として使う方式は、2026年1月23日の火葬分から始まったものです(公式の使用料表の注記より)。

葬儀施設と柩保管の使用料

区分 組織区住民 組織区外住民
葬儀式場 56,000円 170,000円
遺族等控室 14,000円 42,000円
会葬者控室 30,000円 90,000円
(3室の合計) 100,000円 302,000円
柩保管(24時間ごと) 3,000円 10,000円

臨海斎場の葬儀施設は「貸館」で、祭壇や飲食物は斎場では用意していません。祭壇、霊柩車、食事、返礼品、宗教者へのお礼などは、別に費用がかかります(公式の案内)。

火葬と待合室を使う場合の目安(編集部の試算)

ケース 組織区住民 組織区外住民
12歳以上の火葬+火葬待合室(待合室使用) 64,000円 148,000円
同+柩保管1日(24時間)を追加 67,000円 158,000円

※上の表は公式の使用料を足し合わせた編集部の試算で、葬儀社の費用や祭壇などは含みません。生活保護の受給など、条件を満たすと火葬料が16,000円(12歳以上)に減額される制度もあります。くわしくは斎場にご確認ください。

火葬料は、2025年9月8日付の公式のお知らせで「2026年4月1日からも据え置き」とされています。ただし、料金は変わることがあるため、利用の前に最新の使用料ページで確認してください。

「組織区住民」の料金になるのは誰?

組織区住民の料金が適用されるのは、公式サイトによると、次のような場合です。

  • 亡くなったときに、港区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区のいずれかに住所があった方の、火葬・葬儀・柩保管を行う場合
  • 火葬や葬儀を主宰する方(二親等以内の親族)が、この5区のいずれかに住所がある場合(戸籍抄本または謄本と、住所登録地が分かるものの提出が必要)
  • 外科手術・事故などによる四肢の火葬・柩保管で、利用者がこの5区に住所がある場合
  • 組織区が執行する行旅死亡人の火葬・葬儀・柩保管の場合

亡くなった方が区外の方でも、喪主(主宰者)が二親等以内で5区に住んでいれば、組織区住民の料金になる可能性があります。必要書類は申込時に求められるため、葬儀社や斎場に事前に確認しておくと安心です。

なお、23区の区民の方で低廉な葬儀を希望する場合は「特別区区民葬儀」の制度が使えると公式サイトは案内しており、窓口は各区役所の担当課です。東京の火葬料の背景は、東京の火葬料はなぜこんなに高い?でも整理しています。

予約のしかた|2026年10月22日から電話受付に

臨海斎場の火葬は、柩や霊柩車の手配があるため、通常は葬儀社を通じて申し込みます。ご遺族が直接申し込む場合は、電話で問い合わせます。生前予約や仮予約はできません。柩、霊柩車、食事なども斎場では手配していません(公式の利用案内)。

2026年10月22日付の公式のお知らせによると、予約システムは緊急メンテナンスのため一時停止中で、空き状況の照会・予約は電話(03-5755-2833、午前8時30分〜午後5時)になっています。これまでにシステムで入力された予約は、そのまま利用できます。電話での受付は、次の順です。

  1. 仮予約(電話):火葬日時、死亡者氏名(カナ)・死亡した日・生年月日、式場や面会室・保冷庫の利用の有無、組織区か組織区外か、性別、連絡先を伝えます。
  2. 使用申請書の提出(FAX):斎場から「臨海斎場使用申請書」がFAXで送られるので、記入して返信します。
  3. 予約確定:返信のFAXを斎場が確認すると、予約が確定します。
  4. 火葬許可証の提出(FAX):火葬のみの場合は火葬の前日の午後1時まで、式場を使う場合は火葬の前々日の午後1時までに送ります。期限までに送れないと、予約はキャンセルになります。

※予約システムの再開時期は、公式サイトのお知らせに出ていません。電話受付の時間外(午後5時以降など)は、空き状況の照会も予約もできないとされています。最新の状況は公式サイトのお知らせで確認してください。

火葬の時間枠・所要時間・休館日と、いまの注意点

火葬は午前9時から1時間ごとの枠で、最終は午後4時です。公式の利用案内では、火葬は1時間半ほどかかります。1つの時間帯で最大5件の火葬を行うため混み合っており、炉前ホールでは、納棺と収骨がほかのご家族と重なることがあります。到着時間を守ることが、後ろの時間の利用者への配慮にもなります。

2026年10月〜11月の注意点(公式のお知らせより)

  • 火葬炉2基のメンテナンス工事のため、2026年10月5日(月)〜11月10日(火)は、火葬と二階式場の受付件数が変更されています(件数は公式のPDFを参照)。
  • 11月は臨時休館があります(下の表)。

2026年11月の臨時休館(○=利用可、×=利用不可)

日付 告別式 火葬 通夜
11月10日(火) ○ ○ ×
11月11日(水) × × ×(全館停電)
11月12日(木) × × ×
11月13日(金) × × ○

11月14日(土)以降は通常どおりです。11月11日は電気設備の点検で全館が停電し、保冷庫の運用も休止します(保冷庫の出庫は10日の16時まで、入庫は12日の午前8時30分から)。

通常の休館日は、火葬施設が1月1日〜3日、葬儀施設が12月31日午後〜1月3日午前です。ほかに、施設管理のための臨時休館が設けられます。

臨海斎場へのアクセス|モノレール・バス・車

最寄りは、東京モノレール「流通センター駅」です。公式サイトでは、改札を出て右へ進み、環七通りを横断して、大和大橋の左側を歩いて10分と案内されています。大和大橋は斎場に向かって左側の歩道を進むのが近道で、右側を進むと遠回りになるとのことです。

手段 公式の案内
モノレール 東京モノレール「流通センター駅」から徒歩10分
バス(終点で降りる) JR大森駅東口から京急バス「森34」大田スタジアム行き、終点「大田スタジアム」下車徒歩1分(大森駅〜大田スタジアム前は約10分)
バス(流通センター前) 京急バスの森24・森32・森36・森45・森43などで「流通センター前」下車、大和大橋を渡って徒歩7分。森28・森31・森33は徒歩9分
車 駐車場は乗用車249台・バス10台。火葬場を使う場合は、1ご家族あたりマイクロバス1台・乗用車5台まで

バスの時刻は公式サイトの時刻表に載っていますが、掲載は2024年3月1日現在です。当日は、最新の時刻を確認しておくと安心です。京浜急行の「平和島駅」からも、一部のバスで「流通センター前」に行けると案内されています。

当日の流れと、斎場の設備

公式サイトの案内をもとにすると、火葬当日の流れは次のようになります。

  1. 到着・受付:予約した火葬の時刻に合わせて到着します。
  2. 炉前ホールでの納棺・お別れ:スペースが限られるため、炉前ホールにいる会葬者は20名程度までが目安です。読経や讃美歌は、ほかの方の迷惑にならないようにします。
  3. 面会室(任意):無料で、10分ほどお別れに使える部屋です。10名以内で、お焼香はできません。火葬の予約時間あたり2件までで、毎時20分と40分からです。
  4. 火葬(1時間半ほど):その間は、火葬待合室(有料)または火葬待合ホール(無料、飲食不可)で待ちます。
  5. 焼骨の確認とお骨上げ:炉前ホールでご遺族の代表者が焼骨を確認し、収骨室でお骨上げをします。
  6. 骨壺を受け取って帰る:遺骨はすべて骨壺に納めて持ち帰ります。

施設の使い分け(公式の施設概要より)

施設 内容
火葬待合室(待合室使用) 8室・60名程度。火葬中に利用。食事の仕出しの取次ぎはなし。飲み物と簡単なつまみは売店で購入
火葬待合ホール 火葬中に使える無料スペース。飲食は不可
売店・喫茶室 売店は9:30〜18:15、喫茶は9:00〜18:00(ラストオーダーは食事16:00・ドリンク16:30)。分骨用の骨壺も売店で販売
葬儀式場・二階式場 式場4室(70人程度)。二階式場(火葬待合室の式場使用)は4室・30名程度で、通夜には使えない
霊安室(保冷庫) 24庫。受付は午前8時30分から午後12時まで

公営施設のため、職員への心付けは固く断られています。副葬品は、ガラス、金属、電池やライターなどの爆発のおそれがあるもの、ビニールやプラスチック製品などを柩に入れられません。ペースメーカーなどの体内装置は、必ず事前に申し出てください。

収骨と分骨|全収骨が基本で、分骨は容器を持参

臨海斎場では、遺骨をすべて骨壺に入れる「全収骨」を行います。公式の利用案内には、「ご遺骨の保管、部分収骨はできません」と明記されています。ここが、収骨の量を選べる火葬場との大きな違いです。

収骨容器(骨壺)

  • 骨壺・桐箱・覆い・風呂敷は無料で提供され、骨壺には名入れをします。名入れや骨壺が不要な場合は、予約の際に伝えます。
  • 骨壺は複数個の提供はできません。

分骨したいとき

  • 分骨を希望する場合は、容器を持参します。売店でも分骨用の骨壺を販売しています。
  • 使用料の表には「分骨」の区分(組織区住民2,000円、組織区外6,000円)があります。
  • 火葬(分骨)証明の手数料は、1通300円です。
  • 分骨の申し出の時期や方法、持参できる容器の大きさなどは、公式サイトでは確認できませんでした。予約の時点で、葬儀社や斎場に確認しておきましょう。

分骨の考え方や手続きは、分骨とは?様々なケースと手続きで整理しています。民営の火葬場では、収骨の運用が異なります。たとえば東京博善の桐ヶ谷斎場については、桐ヶ谷斎場の骨壺と分骨を参考にしてください。

収骨のあと、遺骨をどうするか

全収骨で受け取った骨壺は、そのまま納骨先に納めるほか、供養のかたちに合わせて分けることもできます。選択肢の例は、墓所への納骨、納骨堂、永代供養、散骨、手元供養などです。納骨の時期に決まりはないため、四十九日や一周忌までの間は、自宅で骨壺を安置して考える方も少なくありません。

自宅を納骨の場所にするという選択肢

遺骨を自宅に置くこと自体は、法律で禁じられていません。一方で、墓地以外の場所に遺骨を埋めること(庭への埋葬など)は、墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)の第4条で禁止されています。

分骨した遺骨の一部を手元に置きたい方には、ZAYU(自宅納骨のミニ骨壺)という選択肢があります。ご遺骨を納める中壺の容量は約20ccで、粉骨は必須ではありません。ひとかけらをそのまま納める方もいれば、粉骨して大さじ1杯強を納める方もいます。臨海斎場では分骨用の容器を持参する決まりなので、どのような形で手元に置くかを、事前に家族で話しておくと準備がしやすくなります。

利用前のチェックリスト

  • 葬儀社を通して予約するか、遺族が電話で直接申し込むかを決めた
  • 予約システムは一時停止中のため、電話(03-5755-2833、8:30〜17:00)で空き状況を確認した
  • 組織区住民の料金が使えるか(亡くなった方の住所、主宰者の住所と続柄)を確認した
  • 火葬許可証を、期限(火葬のみは前日13時、式場利用は前々日13時)までにFAXで送れる
  • 11月10日〜13日の臨時休館と、10月5日〜11月10日の受付件数の変更を確認した
  • 全収骨であること(部分収骨・遺骨の保管ができないこと)を家族で共有した
  • 分骨する場合は、持参する容器と、申し出の方法・手数料(証明300円)を確認した
  • 名入れや骨壺が不要な場合は、予約の際に伝えることにした
  • 駐車は1ご家族あたり乗用車5台・マイクロバス1台までと知っている

よくある質問

Q. 組織区外の住民でも、臨海斎場は使えますか?

公式の使用料表に「組織区外住民」の区分があり、料金は組織区住民の約2倍です。空き状況は電話で確認してください。

Q. 骨壺は自分で用意する必要がありますか?

骨壺・桐箱・覆い・風呂敷は無料で提供されます。分骨用の容器だけが、持参(または売店で購入)です。

Q. 火葬の間、食事はできますか?

火葬待合室では、食事の仕出しの取次ぎはありません。飲み物と簡単なつまみは売店で、軽食は喫茶室で取れます。火葬待合ホールは飲食不可です。

Q. 前もって予約しておくことはできますか?

生前予約・仮予約はできません。亡くなったあとに、火葬の日時を決めて申し込みます。

まとめ

臨海斎場は、組織区の住民か、それ以外かで料金が変わる公営の火葬場で、収骨は全収骨です。2026年10月22日から予約は電話での受付になり、10月5日〜11月10日は火葬炉のメンテナンスで受付件数が変わっているほか、11月10日〜13日には臨時休館もあります。利用の前に、公式サイトのお知らせで最新の状況を確認し、分骨や納骨先の希望がある場合は、予約の段階で斎場や葬儀社に伝えておくと安心です。

火葬のあとの供養も、あわせて考えておきませんか

収骨や分骨のあと、遺骨をどこに置くかは、急いで決めなくても大丈夫です。手元供養や自宅納骨という選択肢があることを、頭の片隅に置いておいてください。

手元供養とは?始め方や費用の目安を見る/ ZAYU(自宅納骨のミニ骨壺)を見る

出典・参考資料

本記事で使用した数字・事実の出典です(最終確認日:2026年10月26日)。

※表・試算は、臨海斎場の公式情報をもとにSOBANI編集部で整理しました。料金、予約方法、休館日、受付件数は変わることがあります。利用の前に、公式サイトの最新情報をご確認ください。

本記事は一般的な情報の提供を目的としており、法律・税務・宗教上の判断を要する内容については、個別の事情により対応が異なる場合があります。具体的な手続きやご判断にあたっては、専門家(弁護士・行政書士・税理士・菩提寺など)にご確認・ご相談いただくことをおすすめします。

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Text by:SOBANI編集部
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