終活、エンディング関係の資格の選び方と比較

“終活”という言葉が一般的に使われるようになり、高齢の方に限らず、多くの方が関心を寄せ、実際に活動しています。そんな終活について、より専門的に学んで万全にしておきたい、知識を仕事に活用したいという方が増えており、終活、エンディング関係の多種多様な資格が登場しています。今回は、役に立つ終活、エンディング関係の資格の内容と、自分に合った選び方について考えてみますので、参考にしてくださいね。

index 目次
  1. 終活系の資格を仕事で活かせる?
  2. 自分の終活に資格が何故必要?
  3. 終活、エンディング系資格は合格率が高く、難易度低め
  4. 終活、エンディング系資格の費用は?
  5. 主なエンディング系資格の紹介
    1. 1.終活カウンセラー
      1. 初級 終活カウンセラー
      2. 上級 終活カウンセラー
      3. インストラクター養成講座 終活カウンセラー上級インストラクター
    2. 2.終活アドバイザー
    3. 3.終活ライフケアプランナー
    4. 4.終活ガイド
      1. 終活ガイド初級
      2. 終活ガイド中級
      3. 終活ガイド上級
    5. 5. 終活ライフコーディネーター
  6. その他の資格

終活系の資格を仕事で活かせる?

資格というと仕事のためというイメージがあります。終活系の資格でも、〇〇アドバイザー、〇〇コーディネーター、〇〇サポーターという名称があり、それは仕事のための肩書きになるように思えますね。しかし、終活、エンディングという言葉を冠する資格の場合、今のところ、それのみで独立し事業を始めるのは難しいでしょう。終活系の資格はどれも民間の資格のため、資格によって行える業務も国が定めたものではないからです。ただし今のところなので、今後は分かりません。

既存の職業に活かすためなら、もちろん、充分役に立つ知識を学べますし、就職にも有利でしょう。お客様や患者様の終活やライフプランニングの相談にのる仕事、具体的には、葬儀業界の方はもちろん、金融・保関係、法律関係、医療・介護関係、公務員の方でも役立ちます。

自分の終活に資格が何故必要?

もちろん、「自分の終活のため」であれば資格は必ず必要なものではありません。現在はインターネットで検索すればだれでも多くの知識が得られます。しかし、自分のために必要な正しい知識をピックアップするのは簡単ではないでしょう。終活を行う際、広く、正しい知識があればあるほど、それは豊かで有意義なものになります。そうした知識を効率よく体系的に得る手段としても資格取得はおすすめです。

終活、エンディング系資格は合格率が高く、難易度低め

終活、エンディング系の資格は、取得の難易度は低めです。中には受講さえすれば100%合格する場合も。検定が自宅で合格するまでくり返し行えるものも、多数あります。

終活、エンディング系資格の費用は?

終活、エンディング系資格は、学校は存在せず、通学の必要も無いものが多いです。ほとんどが自宅学習で、講義を受けに行く必要がある場合でも数日かかるケースは少ないです。 必要な費用は受講料、入会金、受験費用、月・年会費、更新料、認定証代金など。その資格を取得するだけではなく、保持し続けるためにどれくらいの費用が必要かを確認しましょう。費用は0円のものもある一方で、難易度や格が上位資格の場合、25万円以上かかることもあります。

主なエンディング系資格の紹介

主なエンディング系資格の概要と、おすすめポイントを紹介します。

1.終活カウンセラー

シニアが抱える終活についての悩みをサポートできる知識と技術の習得を目指す「終活カウンセラー」。介護、遺言、相続、保険、葬儀、お墓など、終活について学ぶと同時に、アドバイザーとしてのコーチング、カウンセリング力向上を図ります。

終活カウンセラーの資格は、以下の3つの段階に分かれています。

初級 終活カウンセラー

終活に関しての幅広い基礎知識を学び、自分のエンディングノートをスムーズに書けるようになります。
約6時間の講習を受けた後、筆記試験を受けると取得可能。講習はオンラインでも受講可。

費用

受験料9,970円
会員費400円/月(試験合格後、協会会員になると資格認定される)

上級 終活カウンセラー

終活に関して、カウンセリングを行ったり、案内したりする技術を身につけます。自分以外の人がエンディングノートを書く際、的確なアドバイスをしたい方におすすめ。
事前レポートを提出し、講習を1日受け、課題を取り組み、試験を受けると取得可能。

費用

受験料41,000円
審査費2,500円

インストラクター養成講座 終活カウンセラー上級インストラクター

終活カウンセラーを育てる講師になれる資格。
上級終活カウンセラーの資格を取り、勉強会、講座などに参加し、4日間の講習と試験を受けることで取得可能です。

費用

受験料250,000円

知識を学ぶだけではないのが大きなポイント。上級以上になると、人に知識を伝えたり、サポートしたりと、人の役に立つ術が身につきます。

参考:

2.終活アドバイザー

終活アドバイザーは、終活における具体的な事柄、エンディングノート、お金、介護、お墓などについて学び、的確なアドバイスが行えるようになります。

講座、検定試験をユーキャンが提供。3冊のメインテキストと添削問題集があり、段階を踏んで確実に学べます。教材到着後でも8日以内になら返品も可能なのも親切。合格率は60%ですが、受講期間中は何度でも受験可能で、確実に資格を取りやすいです。

費用

35,000円(一括払い)

自分に合っている内容か確認の上で資格の勉強ができます。テキストの内容が分かりやすく、とっつきやすい資格と言えるでしょう。

参考:

3.終活ライフケアプランナー

資格のキャリカレで提供されている終活ライフケアプランナー。3ヵ月で終活についての基礎知識、終活ライフケアプランナーとして活動するための知識やスキルを学べます。2カ月目のテーマは「終末期と死生観」なので、介護や医療現場で特に役立ちそうです。

女優の財前直見さんも取得したことで知られている資格。彼女は市販のエンディングノートを書いてみた際に、記入できない箇所が多かったことから、この資格を取ったそうです。

受験はテキストを見ながら自宅でOK。好きな時に何度でも試験に挑戦できるので安心です。

費用

27,000円(インターネットからの申し込み)

短い期間で確実に終活について学べ、仕事でなくても、私生活に役に立ちます。

参考:

4.終活ガイド

終活ガイドは初級、中級、上級があります。中級までは終活についての知識を学習。上級で本格的に仕事に活用する技術が身につきます。

終活ガイド初級

終活協議会のホームページ上で初級検定テストは受けられます。私も受けてみましたが、保険や介護についての問題で、仕事で携わっている方なら全て正解するのは難しくない内容でした。しかし、周囲に高齢の方がいない場合、「これはどうなのかな?」と思う方も多いはずです。今若い方でも将来を考えれば知っておくと良い知識なので、学んでみようというきっかけになるのではないでしょうか。検定料金はかかりません。

費用

検定料は無料
認定証2,000円
賞状型認定証3,000円

終活ガイド中級

医療、介護、保険、相続、葬儀、お墓の7つの項目について1時間15分の講義を受けることで取得できます。全国各地で定期的に講義を行っていて、ホームページから申し込み可能です。1回講義を受けると、2回目以降は無料になります。

費用

受講料5,000円
認定証2,000円
賞状型認定証3,000円

終活ガイド上級

テキストと動画サイトで、終活についての総合的な知識を自分のペースでじっくり学びます。活動シートを提出することで終活ガイド上級に認定されます。初級、中級の資格がなくても取ることは可能で、中級用の講義も受講できます。ポータルサイトを通して、終活の専門家として情報発信も可能です。

費用

受講料50,000円
認定証2,000円
賞状型認定証3,000円

上級の場合、テキストや動画だけではなく、講義、資料の観覧など、多種多様な情報にアクセスできます。本格的に仕事で役に立てたい方におすすめ。

参考:

5. 終活ライフコーディネーター

身辺整理、葬儀、お墓のことだけではなく、健康寿命を延ばす身体の備え、判断力低下の備えなど、充実したシニアライフを送るために役立つ知識や心得が身につきます。若い方も両親や祖父母の相談にのるときや仕事においても幅広く活かせそうです。

スマホで手軽に受講できるオンライン通信資格で、1ヵ月程度で受講可能。試験もwebで自由な時間に受けられ、結果もすぐに出ます。申し込み後、7日以内の返金保証もあり安心です。

費用

32,000円(教材・認定証・検定・サポート費込み)

隙間時間で手軽に学びたい方におすすめ。サポートもしっかりしていますので、短期間で確実に資格が取れます。

参考:

その他の資格

終活を冠する資格だけでも、他にも終活技能士、終活支援ファシリテーター、エンディングコーチ、エンディングプランナー、エンディングコンサルタントHappy Endingプランナーなどなど、無数にあります。

今のところ、こうした終活系の資格のみで仕事をしている方は少ないですが、高齢化社会が進む日本では確実に役に立つ知識が学べる資格です。自分自身や家族のことを考えながら学習すれば学びが深まりそうですね。

内容が被る資格も多くありますので、自分が学びたいポイントや得たい専門性のレベルに合わせて選ぶようにしましょう。

Text by:AY
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