四十九日・一周忌法要・法事の行い方<当日の流れと挨拶文例>

四十九日や一周忌法要はとくに何時からやらなければならないといった制約はありませんが、土曜や日曜の昼間に行われるのが一般的です。夕方や夜だと高齢者や子どもが、遠方から来る参列者の参列が難しいことがあります。法要にかかる時間は、法要のみだと1時間程度、法要とお斎だと2、3時間程度、法要、納骨、お斎だと3、4時間になります。本記事では、当日の流れや挨拶の文例などを解説いたします。法要までの準備と段取りについてはこちらの記事をご参考ください。

index 目次
  1. 1. 法要の所要時間
  2. 2. 法要当日の持ち物
  3. 3. 法要の流れ
  4. 4. 施主挨拶、献杯挨拶の言葉、文例

1. 法要の所要時間

法要は大きく分けて、法要のみ、法要と会食(お斎)、法要と納骨と会食(お斎)の3パターンがあります。

法要を行う時間は、会場(お寺や斎場)と相談して決めます。多くの場合、僧侶の他の法要との兼ね合いや法要は昼間のみ行うといった事情もあるので、日にちが決まれば○○時からいかがですか、と先方から言われます。また、法要は、参列者が参列しやすい休日の昼間に行われることが多いでしょう。夕方法要を行い、お斎を夕食時間帯にするという方法もありますが、参列者に高齢者や子どもがいるか、遠方から来る人がいるかどうか、など参列者によっては設定が難しいことがあります。

法要の所要時間目安

法要のみ(お斎なし):1~2時間程度。
法要+お斎:2~3時間程度。午前中に開始、お斎を挟んで午後に散会します。四十九日の際に納骨したら一周忌以降の法要はこのパターンが多くなります。

当日の流れ例
11:00:法要
11:45:お斎(会食)
13:45:すべて終了

法要+納骨+お斎:3、4時間程度。午前10時に開始、納骨、お斎を挟んで13時~14時に散会という流れが一般的です。多くの場合昼食時間帯がお斎になるように時間の設定をします。

当日の流れ例(法要と納骨は同じ場所、会食は別の場所の場合)
11:00:法要
11:45:納骨(終了後移動)
12:45:お斎(会食)
14:45:すべて終了

2. 法要の流れ

施主と遺族は早めに会場に到着するようにし、僧侶に挨拶した後参列者の到着を待ちます。

一般的な法要の流れ

  • 故人と血縁の近い順に施主から着席して僧侶を待ちます。施主は僧侶の一番近くになります。
  • 僧侶が入場、着席。
  • 僧侶が着席したら施主は一言開会の挨拶をします(4章参照)。
  • 僧侶読経。
  • 施主、遺族、一般参列者順に焼香します。
  • 僧侶による法話。
  • 納骨式やお墓まいり(法要の会場とお墓が同じ場所にある場合)。
  • 会食(お斎)。
  • 施主あいさつの後に会食(4章参照)。
  • 僧侶が同席の場合、僧侶は上座へ案内し、遺族は下座に着席する。遺族の代表が献杯のあいさつ(4章参照)。 
  • 施主、閉会の挨拶(4章参照)。
  • 参列者に引き出物を手渡し散会。

3. 法要当日の持ちもの

寺院や霊園の法要室などで行われる場合は、自宅から持っていくものと会場側で用意してもらうものとしっかり確認しておきましょう。

用意するものリスト

  • 納骨する場合は遺骨と埋葬許可書
  • 遺影
  • 数珠
  • お布施(お車代、御膳料) 詳しくは「四十九日のお布施」 参照
  • 位牌(白木の位牌と本位牌) ※白木の位牌は四十九日法要のみ
  • 供物(お菓子、果物、お酒、線香、花など地域や会場によって異なります)
  • 卒塔婆
  • 引き出物

4. 施主挨拶、献杯挨拶の言葉、文例

法要開会の施主挨拶例

本日はお忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。ただいまより、故○○の(四十九日または一周忌)の法要をとり行わせていただきます。それでは、ご住職よろしくお願いいたします。

法要閉会の施主挨拶例

そろそろお時間となりましたので、これにてお開きにしたいと思います。○○が亡くなり寂しくなりましたが、どうか今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。本日はありがとうございました。

会食前の施主挨拶例(四十九日)

法要参列へのお礼、遺族の現在の状況や気持ち、今日の会食について、今後の変わらぬお付き合いのお願い、などを述べます。

本日はご多忙中にもかかわらず、亡き夫の四十九日法要にお越しいただきお礼を申し上げます。
また葬儀の際には、皆様には一方(ひとかた)ならぬお世話を賜(たまわ)り、ありがとうございました。本日、無事に納骨を済ませることが出来ましたのも、皆様のおかげと深く感謝いたしております。
夫がこの世を去り40日ほど過ぎましたが、今更ながらその存在の大きさを実感いたしているところです。夫を失い私たち家族はまだ悲しみが癒えませんが、残された者が力を合わせて生きていく事が亡き夫への何よりの供養と考えております。
本日はささやかですがお食事のご用意をいたしました。お時間の許す限りごゆっくりお過ごしください。
はじめに○○様より献杯の挨拶を頂戴したいと存じます。○○様、どうぞよろしくお願いいたします。

会食前の施主挨拶例(一周忌)

本日はお忙しい中、亡き○○の一周忌にお越しくださり、誠にありがとうございました。
早いもので○○が亡くなりましてから一年が経ちました。この間、皆さまには一方ならぬご厚情、励ましをいただき深く感謝しております。
○○が亡くなって一年経ちましたが、時間が経てば経つほど○○の存在の大きさを感じる機会が多く、もっとたくさん話をすればよかったと今更ながらに思うことも少なくありません。
本日は粗宴ではございますが、別室にてお膳をご用意いたしました。お時間の許す限り、どうぞごゆっくりおくつろぎください。また○○の思い出話なども伺えればと存じます。
本日はありがとうございました。

献杯の挨拶例(四十九日・一周忌)

献杯の挨拶は施主か遺族代表が行います。

故人の△△(関係性)の○○です。
本日は故□□の四十九日(一周忌)法要にお集まりいただきまして、ありがとうございました。
おかげさまで無事法要を終えることができました。
今日は皆様から○□□との思い出話や昔話をお伺いできればと思っております。
それでは□□の冥福を祈りまして、献杯。

Text by:AISA
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