瑞江葬儀所(新施設)の使い方|火葬料金・予約・友引・休業日と、収骨・分骨の注意点

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東京都が運営する公営火葬場「瑞江葬儀所」(江戸川区)は、建て替えた新施設で2026年6月1日に供用を始めました。火葬炉は10基、1日30件まで受け入れ、友引日の火葬も始まっています。この記事では、東京都と東京都公園協会の公式情報をもとに、料金・予約・友引・休業日・アクセス・当日の流れ、そして収骨(お骨上げ)と分骨の注意点を整理しました。

index 目次

瑞江葬儀所(新施設)の基本情報と、先に知りたい3つの要点

瑞江葬儀所(みずえそうぎしょ)は、東京都江戸川区にある東京都の火葬場です。管理運営は公益財団法人東京都公園協会が指定管理者として担っています。建て替え工事を終えた新施設は、2026年6月1日に供用を開始しました(出典:東京都報道発表、2026年4月23日)。

先に結論です。申し込む前に押さえておきたいのは、次の3点です。

1つ目は、通夜・告別式を行う式場設備がなく、「火葬とお別れ、収骨のための施設」だという点です。2つ目は、火葬は12の時間枠で予約し、友引日の火葬も2026年6月1日から受け入れていることです。3つ目は、収骨は全収骨(お骨をすべて容器に納める方法)が原則で、分骨を希望する場合は火葬の前に申し出が必要なことです。収骨のあとでは、分骨も分骨証明書の発行もできません(出典:東京都公園協会「ご利用の手引き」令和8年9月1日適用)。

瑞江葬儀所の基本情報

項目 内容
所在地 東京都江戸川区春江町3-26-1
電話(管理事務所) 03-3670-0131(窓口は8:30〜17:00)
設備 火葬炉10基(すべて大型炉)、告別・収骨室10室、待合室10室、柩保管10柩、待合ロビー、売店
受入件数 年間10,500件(1日30件まで)
利用時間 午前9時〜午後5時
火葬料(7歳以上) 都民59,600円/都民外71,520円
式場 通夜・告別式などを行う式場設備はなし

(出典:東京都報道発表2026年4月23日、東京都公園協会「瑞江葬儀所」「料金表」「ご利用の手引き」。最終確認日は文末の出典欄にあります)

新施設になって変わったこと(2026年6月1日〜)

瑞江葬儀所は、老朽化に伴い令和4年(2022年)10月から建て替え工事を行い、令和8年(2026年)2月末に新施設が完成しました。新施設の主な特長として、東京都は次の点を挙げています(出典:東京都報道発表、2026年4月23日)。

新施設で変わった点(公式の案内より)

変更点 内容
お別れの場 火葬炉ごとに告別・収骨室を設け、会葬者のプライベート空間を確保
友引日 2026年6月1日から友引日の火葬を受け入れ
柩の保管 瑞江葬儀所以外で火葬予定の柩の保管も受け入れ
炉の仕様 大型の柩に対応するため、すべての炉が大型炉
予約 WEB予約システム(24時間受付)。利用前の登録が必要
夜間の電話 2026年6月1日から、17:00〜22:00の電話対応は終了。電話は8:30〜17:00

なお、新施設への移行に伴い、2026年6月1日から7月15日までは火葬の受入が制限されました。東京都は、7月16日から通常稼働(1日30件の受入)になる予定と発表していました。実際の混み具合や空き状況は公表されていないため、日程は葬儀社を通じて確認するのが確実です。新施設になる前の情報が検索結果に残っていることもあるので、時間枠や定員は公式の最新の案内で確認してください。

火葬料金・控室料・骨壺の費用

火葬料は、火葬許可証に記載された「死亡者」または「申請者」の住所が東京都内かどうかで、都民料金と都民外料金に分かれます。東京都は、新施設でも料金は現施設と変わらないと発表しています(出典:東京都報道発表、2026年4月23日)。

火葬料等(東京都公園協会の料金表をもとに整理)

区分 都民 都民外
火葬料(7歳以上) 59,600円 71,520円
火葬料(7歳未満) 34,500円 41,400円
火葬料(胎児) 18,400円 22,080円
火葬料(改葬遺骨) 25,600円 30,720円
火葬料(外科手術等による四肢) 14,900円 17,880円
柩保管料(1柩・24時間以内) 8,210円 9,850円
控室料(1室・定員24名) 10,200円 12,240円
火葬及び焼骨分骨証明書(1通) 400円 400円

葬祭扶助を受ける場合などの「要保護者・要支援者・公費対象者」には減額料金があります(料金表では、火葬料が7歳以上・改葬遺骨で600円、7歳未満・胎児で500円、控室料が5,100円)。減額の書類は、火葬当日に原本を提出できないと減額料金が適用されないため、注意が必要です(出典:東京都公園協会「ご利用の手引き」)。なお、料金表ページの控室の定員は「20名以内」と書かれたままですが、東京都の発表と手引きでは24名とされています。

火葬料のほかに、葬儀社の費用(柩、搬送、安置、式場など)は別にかかります。東京の火葬料の動きは、東京の火葬料はなぜこんなに高い?でも整理しています。

収骨容器(骨壺)の料金(瑞江葬儀所で購入する場合)

規格 料金 大きさ(外寸×高さ)
みやび桜7号 22,600円 21cm×24.8cm
花菊7号 11,000円 23cm×25cm
キリスト式7号 8,700円 21cm×25cm
白壺7号 8,700円 21cm×25cm
白壺6号(5〜12歳) 6,900円 18.2cm×21.5cm
白壺5号(3〜4歳) 5,500円 16.5cm×17.5cm
白壺4号(0〜2歳) 3,800円 13cm×13.5cm
白壺3号(胎児・分骨) 1,600円 10cm×11cm

骨壺には張箱がセットになります(3号は骨壺と骨箱のみ)。7号は13歳以上向けの規格として表示されています。火葬日の前日までに購入を申し込むと、骨壺に亡くなった日、故人名、行年(満年齢)を記名してもらえます。この骨壺の規格は2026年6月1日以降に変更されたと公式に案内されているため、上の表は料金表ページ(2026年10月25日確認)の表記です。購入前に、最新の内容を管理事務所または葬儀社で確認してください。

予約の方法と、12の時間枠

火葬の予約は、東京都公園協会の「瑞江葬儀所WEB予約システム」で24時間受け付けています。利用前に登録が必要で、東京都の発表では、オンラインでの申し込みは事前登録された葬祭業者等のみが利用できます。葬儀社を介さず個人で申し込む場合や、胎児・改葬遺骨・外科手術による四肢の火葬を個人で申し込む場合は、予約の前に管理事務所へ電話で連絡するよう案内されています。柩保管は、利用当日に電話または窓口で申し込みます。

火葬予約の時間枠(1日の最大火葬数は30件)

火葬予約時間(12枠)
9時15分 9時45分 10時15分
10時45分 11時30分 12時00分
12時30分 13時00分 13時45分
14時15分 14時45分 15時15分

胎児・改葬遺骨・外科手術による四肢の火葬は、9月1日適用の手引きでは「9時15分・9時45分・10時15分」の枠を利用すると案内されています。

予約にあたっての主な決まりは、次のとおりです(出典:東京都公園協会「ご利用の手引き」令和8年9月1日適用)。予約手続きの入力締め切りは火葬日の前日13時まで、仮予約は受け付けない、変更やキャンセルは他の利用者の迷惑になるため控える、死亡後24時間を経過しないと火葬できない(墓地、埋葬等に関する法律第3条)、の4点です。火葬許可証などの書類は、取得後にWEB予約システムから速やかに提出し、火葬当日は必ず原本を持参します。

予約状況や待ち日数について、公式サイトに公開されている情報は確認できませんでした。また、瑞江葬儀所では、予約情報(死亡者の氏名、火葬日時、火葬の有無など)は、関係を証明する場合でも一切答えられないと案内されています。火葬待ちの全体像は、火葬待ちはいつまで続く?で解説しています。

友引日と休業日、利用時間

新施設では、2026年6月1日から友引日の火葬を受け入れています(出典:東京都報道発表、2026年4月23日)。利用時間は午前9時から午後5時までです。

休業日は、年始の1月1日〜3日のほか、施設メンテナンスのため年間12日間(連続3日間×4回)が設けられています。2026年度(令和8年度)の休業日は次のとおりです(出典:東京都公園協会「休業日のお知らせ」2026年5月29日)。

令和8年度 瑞江葬儀所(新施設)の休業日

休業日 曜日
2026年8月25日〜27日(終了) 火〜木
2026年11月17日〜19日 火〜木
2027年1月1日〜3日 金〜日
2027年2月16日〜18日 火〜木

正月三が日を除く休業日でも、電話受付と柩保管は通常どおり行われます。三が日は完全休業で、電話受付も柩保管もありません。日程が休業日と重なりそうなときは、早めに葬儀社へ相談してください。

アクセスと駐車場

最寄り駅は都営新宿線の瑞江駅ですが、駅から徒歩約15分かかります。バスを使う方法もあります(出典:東京都報道発表、東京都公園協会「瑞江葬儀所」)。

瑞江葬儀所へのアクセス(公式の案内より)

手段 案内
電車(徒歩) 都営新宿線「瑞江」駅から徒歩約15分
JR+バス JR総武線「小岩」駅南口から京成バス(葛西駅行き・小76系統)で「瑞江斎場」下車
地下鉄+バス 東京メトロ東西線「葛西」駅から京成バス(小岩駅行き)で「瑞江斎場」下車(都営新宿線一之江駅経由)
羽田空港から 第2ターミナルから一之江駅行きのリムジンバス。一之江駅からはタクシー
車 駐車場47台(マイクロバス8台、車椅子使用者用1台を含む)

車で行く場合、霊柩車・マイクロバス・タクシー・配慮が必要な方の車は敷地のロータリーを使い、それ以外の車は、混雑を防ぐため直接駐車場に停めるよう案内されています。駐車場の利用できる時間帯は、公式サイトで確認できませんでした。遅くなる場合は管理事務所に確認すると安心です。

火葬当日の流れと、待っている間の過ごし方

当日の流れは、公式の手引きでは「受付 → お別れ・納炉 → 火葬中の待合 → 収骨」の順に案内されています。時間の目安と注意点をまとめます(出典:東京都公園協会「ご利用の手引き」令和8年9月1日適用)。

当日の流れ

段階 内容
受付 火葬予約時間の40分前から受付を開始し、15分前までに告別・収骨室へ。例:12時00分の予約なら、11時20分〜11時45分が受付・到着の時間。1階受付で受付番号を伝え、火葬許可証などの原本を提出する
お別れ・納炉 告別・収骨室で、焼香・献花・読経などができる。お別れの時間は10分以内。小窓から顔を見て最後のお別れができる(柩の蓋を開けてお花を入れることは遠慮する)
火葬中の待合 2階の待合室(有料)または待合ロビー(無料)で待つ。火葬開始から収骨まで60〜70分ほど(ご遺体により差がある)
収骨 案内放送で、皆で告別・収骨室へ。番号札、クリアケース、火葬許可証を職員に渡す。火葬許可証は骨箱に納めて返却される

注意したいのは時間です。受付時間までに着けないと、お別れの前に納炉されることがあります。火葬予約時間に間に合わない場合は、火葬時間が大幅に遅れたり、当日中に火葬できなかったりすることがあります。

来所できる人数は、未就学児を除いて最大24人までです。待合室の定員は24人(小学生以上)です。待合室には飲食物を持ち込めますが、アルコール類は不可で、ゴミや榊、生花は持ち帰る決まりです。2階の売店でアルコール類や軽食を販売しており、おにぎりなどの軽食は事前の予約注文ができます。待合室のキャンセルは火葬日の前日13時までで、当日はキャンセルできません(使わなくても料金がかかります)。写真・動画の撮影は、告別・収骨室や炉前などでは控えるよう案内されています。

収骨(お骨上げ)と分骨の注意点

ご遺骨の扱いは、火葬場ごとに運用が違います。瑞江葬儀所の手引きに書かれている内容を整理します(出典:東京都公園協会「ご利用の手引き」令和8年9月1日適用)。

収骨は「全収骨」が原則

手引きには、「トレイ収骨(全収骨)が原則」で、お骨はすべて容器(骨壺)に納めて持ち帰ると書かれています。一部だけを収骨する運用が可能かどうかは、手引きで確認できませんでした。希望がある場合は、予約の前に葬儀社を通じて管理事務所に確認してください。

分骨は、火葬の前に申し出る

分骨をする場合は、事前の申し出が必要です。分骨したお骨をお墓や納骨堂などに納めるときは「分骨証明書」が必要なので、証明書を発行してほしいかどうかも一緒に伝えます。火葬及び焼骨分骨証明書は1通400円です。収骨が終わったあとの分骨と、分骨証明書の発行は、瑞江葬儀所ではできません。収骨後に分骨したくなった場合は、納骨する霊園や寺院に相談するよう案内されています。分骨用の容器としては、白壺3号(外寸10cm×高さ11cm、1,600円)が胎児・分骨向けの規格として用意されています。分骨の基本は、桐ヶ谷斎場の分骨の記事でも解説しています(運用は火葬場ごとに異なります)。

骨壺は購入も持ち込みも可能

瑞江葬儀所で骨壺を購入するときは、「骨壺記名申込書」の提出が必要です。骨壺を持ち込む場合は、収骨までに告別・収骨室に準備します。ただし、受付時間より早く着いて部屋が決まっていないときは、置くことができません。

棺に入れる副葬品

棺に入れる副葬品は最小限にするよう求められています。ガラス製品、アルミ製品、湯たんぽ、プラスチック製品、写真立て、眼鏡、玩具、食器類などは、収骨の支障(お骨や台車に付着する)になるため納めないよう案内されています。

収骨のあと、ご遺骨をどうするか

全収骨で持ち帰ったご遺骨は、お墓や納骨堂、樹木葬、永代供養墓などに納める方法があります。納骨の時期や場所をすぐに決められなくても、慌てて決める必要はありません。ご遺骨の一部を分骨して、手元に置く方法もあります。分骨は、瑞江葬儀所では火葬の前に申し出が必要なので、手元に残したいかどうかを家族で事前に話しておくと安心です。

自宅を納骨の場所にするという選択肢

ご遺骨を自宅に置いて供養すること自体は、墓地、埋葬等に関する法律で禁じられていません。一方で、庭などの私有地に埋めると、墓地以外の場所への埋葬として同法に違反するおそれがあります(出典:e-Gov法令検索「墓地、埋葬等に関する法律」)。

ZAYU(自宅納骨のミニ骨壺)は、ご遺骨を納める中壺の容量が約20ccで、粉骨は必須ではありません。ひとかけらを納める方も、粉骨して約20ccを納める方もいます。全収骨で受け取ったご遺骨の一部を、自宅の小さな骨壺に納めたいと考えたときの選択肢のひとつです。

申し込み前・当日までのチェックリスト

  • 火葬の日程が休業日(2026年11月17日〜19日、2027年1月1日〜3日、2月16日〜18日)と重なっていないか、葬儀社に確認する
  • 都民料金か都民外料金か(火葬許可証の死亡者または申請者の住所)を確認する
  • 減額の対象になる場合は、減額を証明する書類の原本を、火葬当日に持参できるようにする
  • 骨壺を購入するか持ち込むかを決める。購入する場合は、火葬日の前日までに記名申込をする
  • 分骨をしたいときは、火葬の前に申し出る。分骨証明書が必要かどうかも伝える
  • 通夜・告別式の会場は別に手配する(瑞江葬儀所には式場がない)
  • 来所する人数を、未就学児を除いて24人以内にまとめる
  • 火葬予約時間の40分前から15分前の間に、告別・収骨室に着くようにする
  • 棺に入れる副葬品は最小限にし、収骨の支障になるもの(ガラス、アルミ、写真立てなど)を避ける

よくある質問

東京都外に住んでいても、使えますか。

料金表に「都民外」の料金が設定されています(火葬料71,520円など)。「都民」は、火葬許可証に記載された死亡者または申請者の住所が東京都内の場合です。

通夜や告別式はできますか。

手引きに、通夜及び告別式等を行う式場設備はないと書かれています。式は別の会場で行い、瑞江葬儀所では告別・収骨室でのお別れと火葬になります。

火葬にはどのくらい時間がかかりますか。

手引きでは、火葬開始から収骨まで60〜70分ほどとされています。ご遺体により多少の差があります。

友引の日でも火葬できますか。

2026年6月1日から、友引日の火葬を受け入れています(東京都報道発表)。

収骨のあとに分骨できますか。

できません。分骨も分骨証明書の発行も、収骨前に申し出る必要があります(手引き)。

自分で用意した骨壺は使えますか。

手引きに、骨壺を持ち込む場合は収骨までに告別・収骨室に準備するとあります。持ち込める骨壺の大きさなどの条件は、確認できませんでした。

まとめ

瑞江葬儀所は、2026年6月1日に新施設となり、火葬炉10基・1日30件までの受入、友引日の火葬受入、火葬炉ごとの告別・収骨室などが特徴です。式場はないため、通夜・告別式の会場は別に手配します。料金は都民の火葬料59,600円(7歳以上)で、控室や骨壺は別料金です。

ご遺骨の扱いで特に注意したいのは、収骨が全収骨を原則としていることと、分骨は火葬の前に申し出る必要があり、収骨後はできないことです。分骨や骨壺の持ち込みなど、希望がある場合は、予約の前に葬儀社を通じて管理事務所へ確認してください。公式の案内は更新されることがあるため、申し込み前に東京都公園協会のページで最新の内容を確認することをおすすめします。

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出典・参考資料

本記事で使用した数字・事実の出典です(最終確認日:2026年10月25日)。

※表は、上記の公式資料をもとにSOBANI編集部で整理しました。料金・時間枠・休業日などは変更されることがあるため、申し込み前に公式の最新情報をご確認ください。料金表ページの控室定員「20名以内」と、東京都の発表・手引きの「24名」のように、資料間で表記が異なる箇所は、東京都の発表と手引きを採用しています。

本記事は一般的な情報の提供を目的としており、法律・税務・宗教上の判断を要する内容については、個別の事情により対応が異なる場合があります。具体的な手続きやご判断にあたっては、専門家(弁護士・行政書士・税理士・菩提寺など)にご確認・ご相談いただくことをおすすめします。

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Text by:SOBANI編集部
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